トランジット
( 年 運 )

幸 運 と 試 練(ソーラーリターン・ルナーリターン)

ASTROLOGY

天体の運動法則と人間活動





幸 運 と 試 練

トランジットの主役は木星と土星
木星 Jupiter
Principle of expansion through growth, materially and by understanding, 12years

発展性 成長・膨張・増大・保存・真理

学者・壮年の男性・義理の親族援助と保護(最大の吉星)・学術や哲学への志向・正義・宗教・道徳・誠実・過剰

木星の12年周期

木星は約12年の周期ですから、現在あなたがこの周期のどのあたりにいるかにより現状を判断する指標となります。

木星周期の12年周期は、植物が成長して花を咲かせ果実を実らせ収穫するように物事の開始・蓄積・発展・成果というように徐々に
発展成長していく過程を示します。

12年周期の最初の出発点はアセンダントですが4年毎にアンギュラーに入りますから、その時点でそれまでの成果を見ることができます。

大きな周期は12年ですが、この中に小さな周期があります。

周期が始まってから3年間が小さな区切りとなり4年目に成果が現われます。

その成果を基に次の3年間が1区切りになり4年目に成果を見ることになります。

3年毎の4回の小さな周期を積み重ねて12年間で木星の周期が完成することになります。

木星が地平線下で移動する6年間は自分が主になって何かをするよりも、人の補助をするような役割の時になります。

社会の場に出て成果を見るのは、木星が地上にでる第7ハウスから第12ハウスの間ということになります。


幸 運 と 試 練

トランジットの主役は木星と土星

土星 Saturn Formative principle through restriction, discipline, rigidity, 30years

形成性 制約・規律・修業・厳格

年長者・忠告者忍耐力と持久力・老成と晩熟・謹厳・謙譲・秩序正しさ

土星は物事を
形作る作用を表わしますから、土星とのアスペクトが良好であれば物事がまとまります

緊張関係の厳しいアスペクトであれば物事が不活発になり停滞してしまいますから進展することが難しくなります。 

見方を変えると、この時期は過去に学んだ事を整理整頓してまとめている時なのです。

確実に自分のものとしてから次の飛躍に備えるということになります。

土星の影響は困難や厳しさをもたらしますが、物事は急速に発展することや進行するだけでなく休んだり、停止したり、整理したりすることが必要です。

醗酵食品等では時間をかけて熟成することで、その味に深み・旨み・まろやかさが出てくるという現象があります。

土星の作用はそのような熟成に必要な過程に似通ったところがあります。




タイミング「きっかけ」

誕生時の天体配置に対して、現実の天体が特定のアスペクトを作ることをトランジットと言います。

トランジットは人生で起こる出来事のタイミングをはかる上で非常に重要な役割があります。

出生図において示される可能性のある出来事が発生する「きっかけ」の時が、トランジットの形成により暗示されています。

各天体にはその年齢範囲で最も働きやすくなる年齢があります。

アスペクトが形成される時、出生図の天体の年齢範囲内であればその天体に関した出来事が起こりやすくなります。

年齢範囲外であればその発生は起こりにくいことになります。

アスペクトは必ずしも重要な出来事を示しているのではありません。

しかし、重要な出来事はアスペクトに関係している場合が多いのです。

天体が影響する年齢範囲

太陽:24〜34 歳 月:0〜7歳 水星:7〜15歳 金星:15〜24歳 火星:34〜45 歳 木星:45〜57歳 

土星:57〜70歳 天王星:70〜84歳 海王星:84〜99歳 冥王星:99〜115歳・死者

惑星の逆行「方向転換」

惑星は、方向転換をして進行方向を逆行するように見えることがあります。

しばらく逆行してからまた順行に戻ります。

逆行の前後の期間に、天体の速度が低下して一時的に停止しているように見える、留(ステーション)と呼ばれる時があります。

この時から数日間は、特に速度の遅い惑星の影響が強くなると言われています。

太陽と月は逆行することはありません。
 

惑星の方向転換は、個人の人生において重要な方向転換をするような出来事が起きるのと一致していることがあります。

逆行の変化は必ずしも悪い変化を示すことではなく、現状の転換を示すことが多いのです。

水星の逆行時は、重要書類の契約などは避けたほうが良いと言われています。

出生図に逆行が多い人は、特別な才能のある人ですが世間一般から理解されにくい人になります。

逆行する天体は、その天体の基本的意味が率直に表われにくくなります。

水星:無口な傾向  金星:愛情表現が下手  火星:行動力不足  木星:怠惰で面倒なことが嫌い 

土星:物事に固執しない 天王星:無軌道な行動 海王星:オカルトに深入り 冥王星:極端な行動

惑星の逆行回数と期間
水星:年3回・19〜24日間 金星:年1回(数年間無逆行)・約43日間 火星:2年に1回・約80日間

木星:年1回・約4カ月間 土星:年1回・約5カ月間 天王星:年1回・約5カ月間 海王星:年1回・約5カ月間

冥王星:年1回・約5カ月間

サイクル・パターン

自らの態度と自由意志が現実を創造し、自分の運命は自分が握っているのです。

天体の示すエネルギーの影響は個人の支配下にあります。

そのエネルギーの性質を知り活用することが重要です。

自分自身が持つ基本的なリズムを知ることで、最適な時に将来の計画を立てることが可能です。

天体が四区分を通過することで、各区分の持つ特定のエネルギーを与えます。

これらのエネルギーの変化を知ることでエネルギーを有効に活用することができます。

木星は膨張・発展の意味がありますから、トランジットにおいて最も重要な天体です。

天空を約12年で一周します。この一周期が人生の12年の周期に相当します。

ASCにコンジャンクションする時は物事の開始を意味する大切な時です。

木星がこの位置に来た時は、過去12年間の蓄積を基に次ぎの新しい方向に対して開始をすることが必要です。

次に示すように開始・実行・発展・報酬のサイクルを充実させるように検討することができます。

ASC〜IC(第1ハウス〜第3ハウス

開始・・・
新しい分野に対する準備や基礎固めの時期


IC〜DES(第4ハウス〜第6ハウス)

実行・・・
学習したことを利用して実行する時期


DES〜MC(第7ハウス〜第9ハウス)

発展・・・過去の知識経験をいかして拡大・成就する時期


MC〜ASC(第10ハウス〜第12ハウス)

報酬
・・・獲得した利益などの恩恵を受ける収穫・再結合の時期

土星は形成・収縮の意味がありますから、土星が位置するハウスに関しては木星のような発展性は期待できません。 

整理整頓して過去の問題をまとめる時です。

土星の結実性により、それまでの努力の成果・結果を得ることになります。

生活習慣による不摂生の生活はその結果がでますから注意が必要です。

木星は拡大・膨張性がありますから、土星の収縮・結実性とあわせて両者のバランスが大切です。



ソーラー・リターン Solar Returnルナー・リターンLunar Return)

1年間のトランジットを代表するものがソーラー・リターン(太陽回帰)です。

現住所において一年間に起きる可能性のある出来事を判断することができます。

ルナー・リターン(月回帰)は、ソーラー・リターンの範囲内で毎月の出来事を予測することができます。

ネイタルチャートとの関連
プログレッションやトランジションでは、その天体の位置やアスペクトだけで年間の出来事を細かく分析するには十分とはいえません。

ソーラー・リターンは、太陽のトランジットを誕生時のサイン度数に固定することで特定のハウスを強調し、その年に起きる可能性のある出来事を推測する方法です。

ソーラー・リターンは、それ単独ではなくネイタルチャートとの関連で分析・判断しなければなりません。

ソーラー・リターンのアセンダントサインは、ネイタルチャートの同じサインのところにあるハウスの意味を強調します。すなわち、そのハウスに関する事がこの年に表面化するということを示しています。

ASC・DES・MC・IC
ソーラー・リターン図において、
ASC・DES・MC・ICに1度以内で接近する天体は、特に大切な天体であり、この天体に関する事柄が起きる可能性があります。

このことを利用して、今年発生した重要な出来事から天体の位置を逆算して正確な誕生時間を推定することも可能です。

太陽・第一ハウスの天体
1年間の活動の中心は太陽が入っているハウスが示す事柄です。

またこのハウスは、自己表現と精神的な成長ができる可能性の範囲も示しています。

第1ハウスに入っている天体は、太陽と同様に1年間の出来事に大きな影響を及ぼします。

性格的傾向や人生に対するアプローチの仕方、潜在的願望や健康状態にも影響します。

今年の気質の傾向は、ネイタル・チャートが示す気質にソーラー・リターンのライジングサインの示す気質が加えられます。

天体の配置状態による傾向

天体の大多数が東側に配置している場合
全てのことに対して、自分自身で決断しコントロールしなければならない時です。

天体の大多数が
西側に配置している場合
自分の意志でコントロールするのではなく、他者の意志に影響されるようになります。

天体の大多数が
地平線より上側に配置している場合
社会的な事に関係する時間が多くなり、外向的・客観的に振る舞うことになります。

天体の大多数が
地平線より下側に配置している場合
自分自身の世界が中心になり、隠遁をしたりして内的な問題に関わり主観的になります。

天体の大多数が第1〜4ハウスに配置している場合
個人的な欲求等、自分自身の行動に対して自己の責任で行うことになります。

天体の大多数が
第5〜8ハウスに配置している場合
結婚・他人からの援助等、自他との関係で他者が重要な役割を持つことになります。

天体の大多数が
第9〜12ハウスに配置している場合
公共・博愛・社会等の個人を超えた体験をすることになります。


インターセプションとは、1つのハウスの中に一つのサイン全てが、前後のサインに挟まれて入っている状態のことです。

したがって、このハウスは普通より角度が大きくなり複数のサインが一つのハウスに関係します。

インターセプションは特定のハウスが強調されますから、この年の焦点になることがしばしばあります。

これに関係する天体は、その年の最初に起こる問題を示唆しています。

ソーラー・リターン図は、その人が現在住居としている場所(年間のほとんどの時間を過ごす場所)で作成します。

誕生日に旅行などしていた場合でも、通常住居としている場所で作成しないと正しい判断ができません。

このために、現住所の経度・緯度が特別に重要な意味を持っています。

このことは良い住居としての場所を選定することが可能であるということを意味します。

出生時刻が不明な場合は、正確な太陽の位置(度・分・秒)がわかりません。

したがってソーラー・リターン図の作成はできないことになります。






THEORY OF ASTROLOGICAL PREDICTION

If it be admitted that the heavenly bodies by their position and condition at the time of a person's birth influence or affect his body, vitally, mind and fortune, then it is to be supposed that the subsequent motions of the heavenly bodies would continue to influence and modify those personal powers and characteristics throughout the remainder of the life.

The general theory of astrological prediction is that the natal horoscope contains within itself, like the seeds of a vegetable or the egg of an animal, all the potencies for form, life and intelligence and all the possibilities of fate and fortune that can come to the person in his lifetime.

The particular time when these potencies and possibilities of the natal horoscope may take effect in the life is to be discovered by examining the motions of the heavenly bodies subsequent to birth.

The most obvious system of motion of the heavenly bodies which may be used for prognostication relative to the natal horoscope is that of the transits, as they are called, of the planets that are constantly occurring throughout the life.

At the same time,
transits are the most remote from the time of birth and hence are the weakest indications that may be used for prediction.

All other systems of prediction except transits are symbolical in nature and depend upon the principle of correspondences to account for the results.

The system of prediction most commonly used after transits is that of the
progressed horoscope, as it is called.

The theory of this system is that of the correspondences between
the cycle of the day and the cycle of the year.

The first day after birth the heavenly bodies describe the nature of the heavenly influences throughout the first year of life.

The second day after birth likewise discovers the nature of the second year of life, and so for each year of life there is a corresponding day after birth that may be used as an index to unravel the cause of the changes and events of life.

This system of the progressed horoscope has the advantage over the system of transits that the motions are much nearer in time to the birth, and hence may be considered as more deep-seated in effect.

Nevertheless,
these two systems, namely, transits and progressed horoscope, are not to be considered opposed or antagonistic, but rather that they are mutually cooperative toward the one result of a more perfect understanding of the nature, opportunities and manifestation of the individual life and fortune.

The next system after the progressed horoscope is that of
equatorial arcs, sometimes called primary arcs, or Placidian arcs.

They are called primary arcs because they measure by arc the first aspects formed by the heavenly bodies with the positions of the significant places of the natal chart.

This system is based on the diurnal motion of the heavens and the approximate time taken for a degree of the celestial equator to pass the meridian is taken to represent a year of life.

The number of degrees required bringing a heavenly point or body into some exact astrological aspect with some other heavenly point or body will indicate a similar number of years after birth as the time when the aspect will become most powerful in the individual's life.

The equatorial arcs that are effective in a life-time are all completed within a few hours after birth.

Hence the system of primary arcs is closer in time to the birth than any other system and can be considered as next in power to the natal horoscope.

Natal astrology has come to modern times from antiquity chiefly through the writings of Claudius Ptolemy, a Greek astronomer and astrologer who lived in the second 'century AD.

In his writings on astrology he devotes a chapter to the explanation and calculation of equatorial arcs, which he calls "modes of prorogation," that is to say in simple language, methods of prediction.

Ptolemy's rather meager outline of modes of prorogation was expanded and fully explained by Placidus di Titus, an Italian monk of the 17th century, who called these modes of prorogation "arcs of direction" which remains the modern designation.

Placidus applied the modern methods of
spherical trigonometry to the calculation of the arcs of direction and published his method in a book entitled "Primum Mobile."

In the last decade of the 19th century there was a growing interest in Astrology and the method of the progressed horoscope was largely brought into popular 'use because it was easy of application, requiring only the simplest mathematical calculations and furthermore could be used independently of a knowledge of the exact birth time.

The method of equatorial arcs requires that the birth time should be known to the very minute.

While in the method of the progressed horoscope if a birth time is known to within ten minutes the results are usually satisfactory.


Progression and Direction:

Two closely related systems for timing events or predicting future conditions for a given individual based on the motions of the Earth and other planets in the days following (and sometimes preceding) birth.

In both systems the positions of the planets, Ascendant, and Mid-heaven in the natal chart are moved forward (or backward) in time according to a given formula.

For example, in secondary progressions (sometimes called secondary directions), the system most widely used by modern astrologers, the formula is "a day for a year."

This means that each day following birth is regarded as equivalent to a year in the life of the native, and the positions of the planets on the thirtieth day after birth, for example, as well as the aspects they form with natal planets, are regarded as symbolic of conditions during the thirtieth year.

In primary directions, on the other hand, the formula is "a degree for a year"; that is, a degree of
Right Ascension is regarded as equivalent to a year in the life of the native.

According to this system, the number of degrees a planet or point must travel in order to form an exact aspect with a natal planet is translated into years of age in the life of the native.

Progression is based on the actual orbital motions of the planets along the
Ecliptic, whereas direction is based on the apparent motions of the planets as a result of the Earth's rotation on its axis.

Thus in progressions, the bodies move at different rates of speed and sometimes in different directions (that is, they can be retrograde), whereas in directions, the bodies move at the same rate of speed and in the same direction.

There are
three main types of progressions: secondary, or major, progressions; tertiary progressions; and minor progressions.

These three types represent ratios between
the three basic motions of the Earth: its daily rotation on its axis; its annual revolution around the Sun; and its monthly revolution, with the Moon, around their common center of mass, which is about 3,000 miles from the Earth's center-a period of 27.32 days.

In secondary progressions, a day in the ephemeris is considered equivalent to a year of life, a ratio of 1 to about 365. (The exact ratio used by most modern astrologers is 1 to 365.25, based on the solar day.

However, two outstanding technical astrologers of modem times, Cyril Fagan and L. E. Johndro, used the sidereal day, giving a ratio of 1 to 366.25.)

In tertiary progressions, a day in the ephemeris is considered equivalent to a lunar period, a ratio of 1 to 27.32.

In minor progressions, a lunar period is considered equivalent to a year of life, a ratio of 27.32 to 365, or 1 to 13.368.

It will be seen that planets progressed by the secondary method move relatively slowly, yielding fewer aspects than those formed by the faster moving tertiary and minor progressions.

However, those aspects that are formed are generally considered to be more significant, just as transits of the slower moving outer planets are considered more significant than those of the faster moving inner planets.

The method of tertiary progressions was developed in the twentieth century by the German astrologer Edward Troinski. Finally, bodies may be "regressed" as well as progressed.

(Source: Complete Method of Prediction from Genethliac Astrology According to The Western Systems by Robert DeLuce)


Complete Method of Prediction





歳差運動と春分点

歳差とは地球の自転軸の歳差運動(首振り運動)により、春分(秋分)点が黄道上を西向きに1年当たり角度にして約50秒移動する現象です。


地球の自転軸は、約25800年の周期で地球の公転面に垂直な軸のまわりに歳差運動をしています。

これは地球の自転軸が、黄道極軸(地球の公転面に垂直な軸)や白道極軸(月の公転面に垂直な軸)に対して傾いていることと、地球の形が完全な球形ではなくて、赤道部分が膨らんだ(力学的扁平)形をしているために、月及び太陽の引力が地球の自転軸を公転面に垂直な方向に向けようとするトルクを生じる事によるものです。

そのことによって様々な周期の回転運動が起こります。

リング・サンやリング・ムーンによる平均化された回転運動(ふつう歳差と言えばこの自転軸の極が天球上を1年に約20”移動する運動です)、

白道面の歳差に伴うふらつき(ふつう章動といわれる自転軸極の天球上での長軸9.21”×短軸6.96”18.6年周期の楕円運動)、

太陽の周回に伴う半年周期章動(約0.5”の回転運動)、月の周回に伴う半月周期章動(約0.1”)等々。

これらを
日月歳差と言います。

上記以外に次のメカニズムの歳差もあります。

地球の公転面(黄道面)は、太陽系の様々な惑星の公転面を平均化した平均公転面に対して傾いています。

そのため太陽系の他の惑星から黄道面の中心軸を平均公転面に垂直にしようとするトルクを受けて黄道面も歳差運動(惑星歳差)をしています。

これに伴う春分点の移動が年に約0.1”程度生じます。



出所:FNの高校物理、地学、「歳差による星の位置変化」









2011-03-11
巨 大 地 震 と 天 体 配 置










未 来 予 測 と 天 体 配 置
プ ロ グ レ ッ シ ョ ン  可 能 性


「1日1年未来予知法 (One Day One Year)」・プログレッション

地球の自転軸における1日の回転(自転・1昼夜)が、公転軸(太陽系の中心)における1年の回転(公転・四季)に対応しているという考えが基本になっています。

誕生後の1日間は人生の1年間に対応すると考えるものです。

誕生時の天体配置に対して、20日後の天体配置がどのように作用しているかのアスペクトを見ることで、20才の時の出来事を判断することになります。

プログレッションは実在の天体を基準にして導き出され、1日を1年とした仮定的な方法です。

この方法は古くから使用され、有効であることが経験的に明らかになっています。

太陽系各惑星は非常に正確に運動していますから、未来の天体の位置は計算で正確に算出されます。

計算から導かれた将来の天体配置を、未来予知に利用します。

プログレッションに使用される天体の1日の平均運動

太陽:59分8秒、水星:1度23分、金星:1度12分、火星:33分28秒、月:13 度11分

これらの天体は、1日平均運動の速度が速いので未来予知をするときの判断のポイントになります。

プログレッション(進行)した天体が入っているサインとハウスが示唆する事柄に関連したことから事件が発生する可能性があります。

そして、進行した天体と誕生時の天体の作るアスペクトが出来事の程度を示唆することになります。

太陽は1日約1度移動しますから、 一つのサイン内に約30日間留まることになります。 

1日1年法において、1つのサインの影響が人生の約30年間もの長期にわたって続くことを意味しています。

ハウスも同様に太陽の留まる期間その影響が続きます。

誕生時の太陽の位置するサインとハウス、そして、それに続くサインとハウスは、その人の人生の活動分野に対して重要な影響を与えているのです。 

太陽は地球上の全生物のエネルギー源であり、生命と活力の源泉として最も重要な天体です。

占星学において太陽は人間の本質的な精神のありかたから基本的な性格を決定し、人生の諸活動に強い影響を与えます。

人生の活動分野は太陽の位置によって影響されると考えられています。

太陽の位置が人生の主要な活動分野を示しているのに対して、月はその分野の中で起きる出来事を示す補助的な役割をしています。

月の1日の平均運動速度は13度10分ですが、15度10分程度動くこともあり安定しているとは言えません。

プログレッションでは、これを1年間の平均速度として12分割して
毎月の運勢を見ます。 

月のキーワードの1つは変化です。プログレッションにおいて月は変化の時を示唆し感受・反応性を強調します。

月は出来事が発生する時期を暗示するタイマーになります。

地球の衛星である月の周期は27.3日ですから、およそ 27〜28 年で出生図の全てのサインとハウスを通過します。

したがって、1つのサインを通過するのに約2年3ケ月間 を必要とします。

月の動きが速いことから、その影響は短期のものでありり永続性は期待できません。 

月が太陽と同じ位置にある時は、新しい計画を開始したり新しい関係やチャンス・物事が新しく始まるなどの「新月」の効果があります。一方で「満月」の効果は行動や出来事が終了したり、結論を出す好機になります。



プログレッションとトランジット

トランジット(太陽、月、水星、金星、火星の実際の動きは速いので、特別の場合以外は現実の出来事とはほとんど強い関連性が見られません。

木星、土星、天王星、海王星、冥王星の動きはゆっくりしているためネイタルの各天体と正確なアスペクトを形成する時は、現実の出来事との関連性が強く表れることがありますから良く研究することが大切です。

トランジットにおける各天体のアスペクトと現実の出来事が、どの程度の強い関連性を持つかについては実際に検証することが必要です。

トランジットの正確なアスペクトを形成する1度前から1度後まで計2度の間で起こる刺激が、ネイタルチャートの本来持っているアスペクトを刺激します。

例えばトランジット木星がネイタル太陽と良好なアスペクトを形成しても、ネイタルチャートで太陽が木星と良好なアスペクトを形成していない場合は、トランジットだけの良好な作用はないということです。

全てのトランジットが、ストレートに表れることにはなりません。

プログレッションやトランジットは、ネイタルチャートの基本パターンの範囲を超えることにはなりませんから良く研究する必要があります。

プログレッションも同様に、正確なアスペクトを形成する1度前から1度後まで計2度の間で起こる刺激が、ネイタルチャートの本来持っているアスペクトを刺激します。

プログレッションにおいては、木星、土星、天王星、海王星、冥王星のアスペクトは数十年の長期になりますから、当面の問題とはなりません。

トランジットが引き金となり、プログレッションやネイタルチャートに示されることが現実の事となります。

日々の出来事とアスペクトの関連性は手帳などに記録して検証することが大切です。



プログレッションの天体はトランジットの天体とは違います。

太陽、月、水星、火星、金星がネイタルの天体と正確に2度以内のアスペクトを形成する時は注意が必要です。

プログレッションでは太陽や月という人生の基本となる天体の動きが関係してきますから、トランジットよりも大きな影響があります。この場合もネイタルの基本パターンが重要なポイントです。




太陽   Sun Principle of self-integration, the range of activities of life, 365days

統合性 支配力・権威・尊厳・名誉・自己表現力   

権威者・高位者・父親・主人生命と活力の源泉・人生の活動分野・発展の度合・人間精神の本質



   Moon Principle of rhythms through instinctive response, assimilation, reflection, 27days

周期性 同化・吸収・順応・変化・人気   

母親・妻・大衆・女性反応と反射機能・感情と気質・想像力・個人生活の方針



水星   Communicative principle through mental and nervous co-ordination, transmission, 88days

伝達性 通信・言語・神経・感覚・工夫

知識人・若年者・兄弟姉妹・隣人精神的活動力・知的研究心の方向・知的活動の分野・分析処理・取得応用



金星  Venus Uniting principle through sympathy, evaluation, feeling, joyful, 225days

結合性 同情・愛他・所有・平和・和合・愛情  

若い女性・友好者・恋人美的感受性・芸術的才能・喜悦と愛と快楽の源泉・異性の愛顧



火星  Mars Principle of activity through enterprise, self-assertion, energetic expression, 687days

行動性 事業・自己主張・情熱・勇気

血気盛んな男性・競争相手・情人活動と熱意を注ぐ方向・性衝動・対抗意識・肉体的活力




誕生時の固定的な天体配置の基本パターンに対して、進行した天体が及ぼす影響があなたの現在の置かれている状況を示しています(プログレッションとトランジット)。

サイン(宮)は性格・精神性に関係していますが、ハウス(室)は人生で出会う出来事に関係しています。

太陽が位置するサインは本質的な性格を表わします。

月が位置するサインは日常の生活習慣・行動パターンを表わします。

アセンダント(生まれた時の東の地平線)サインは遺伝的体質・性質を表しています。

この三つのサインが複雑に組み合わさって、あなたの性格的特徴として示されます。

これに加えて、アセンダントの5度以内にいる天体と天体が集中しているサイン・ハウスはその特徴が顕著に表われます。

太陽サイン30%、月サイン30%、上昇サイン40%の割合で個性の形成に関係しているようです。 

特にアセンダントのサインとその近くの天体は、個性に重要な関係があります。

太陽のサインが示す、あなたの基本的パターン太陽は地球上の全生物のエネルギー源であり、生命と活力の源泉として最も重要な天体です。

占星学において太陽は人間の本質的な精神のあり方から基本的な性格を決定し、人生の諸活動に強い影響を与えます。

人生の活動分野は太陽の位置によって決まると考えられています。

アセンダントサインが、あなたの遺伝的体質・個性の主張、肉体的特長を示します。 

若年期に、このサインの特徴が顕著に見られます。

アセンダントの5度以内にいる天体(上昇星・ライジングプラネット)は非常に重要です。

この天体の特徴はあなたの一生を通して密接な関係が有ります。

プログレッション(1日1年法)による長期間におよぶ影響と予測そして誕生時の天体配置は、個人の持っている特質の基本パターンを示すものです。 

そして、あなたの現在の状態は、進行した天体配置と誕生時の天体配置との関係で示されています。

ホロスコープの分析は誕生時における個人差を明らかにするために大切ですが、誕生日という過去のことですからそれだけでは十分とは言えません。

人間は誕生日時の天体パターンだけで示される固定した存在ではありません。
 
進行した天体がどのように作用するかを調べることで現在の状態を明らかにすることができるのです。



進行した天体が第1、4、7、10ハウスに入るとその天体とハウスの意味が強調されます。

あなた自身の運気が強くなり活動的になり、注目されるようになります。

プログレッションは、地球の自転軸における1日の回転(自転・1昼夜)が、公転軸(太陽系の中心)における1年の回転(公転・四季)に対応しているという考えが基本になっています。

誕生後の1日間は人生の1年間に対応すると考えるのです。

つまり、誕生時の天体配置に対して、20日後の天体配置がどのように作用しているかを見ることで、20才におけるあなたの状態を判断することになります。

太陽が示す、あなたの活動分野太陽の位置があなたのエネルギーの強弱を示します。

夜明けから昼頃までは1日の中で、太陽エネルギーがだんだんと強くなります。

太陽エネルギーの強い昼間に生まれた人は、社会的な場における活動に意欲を示し、外交的で若い時から社会に出て活動するようになります。

夜間に生まれた人は、内面や家庭の場を強調しますから補佐役に適し女性は専業主婦を希望する人が多くなる傾向があります。

他の諸天体も位置する場所によりエネルギーの強さが違います。

地球が24時間で360度回転しています。

アセンダントの位置は4分で1度変化します。

誕生時間は大変重要なのです。

太陽は1日約1度移動しますから、 1つのサイン内に約30日間留まることになります。 

1つのサインの影響が人生の約30年間もの長期にわたって続くことを意味しています。

ハウスも同様に太陽の留まる期間その影響が続きます。

誕生時の太陽の位置するサインとハウス、そして、それに続くサインとハウスは、人生の活動分野に対して重要な関係があります。

太陽のキーワードは「統合性」です。

生命と活力の源泉・人生の活動分野・発展の度合・人間精神の本質そして支配力・権威・尊厳・名誉・自己表現力に関係します。

太陽はエネルギーを放射する生命体の根源であり、全ての惑星を統御する中心となる最も重要な天体です。

誕生日時における太陽の状態があなたの人生に大きな影響があります。

太陽の良い影響があるときは、健康で力強く勇敢・積極的で自信がありリーダー的な役割を果たします。

太陽の悪い影響があるときは、幼児性が強く出る場合があります。

一般的には健康状態が悪く自分の人生を積極的に切り開くことが難しくなります。

食生活に注意して適度の運動で健康に注意しなければいけません。

障害を克服し性格を改善しようとする決意をすることで、精力的な行動そしてより強い人格の形成ができるのです。

太陽の状態を良く考察すると、学ぶべきことや解決すべき問題が示唆されているのです。

月が示すあなたの短期的傾向は、太陽が示す活動分野の中で起きる出来事に対して補助的な役割をしています。

月のキーワードは「周期性」「変化」です。

反応と反射機能・感情と気質・想像力・個人生活の方針・同化・吸収・順応・変化・人気 に関係しています。

プログレッションにおいて月は変化の時を示唆し感受・反応性を強調します。

月は出来事が発生する時期を暗示するタイマーになります。

月の動きが速いことから、その影響は短期のものであり永続性は期待できません。 

プログレッションの月は全部のサインを通過するのに27〜28年かかります。

従って、1つのサインを通過するのに約2年3ケ月間を必要とします。

太陽が特定の1つのサインを通過する間に、月は12全部のサインを通過することになります。

月は「女性一般」を示しますから、男性にとっては生涯を通じて女性がどのように関わるかに関係しています。

幼年期の母親との関係そして成長してからの異性との関係を示します。

女性にとっては同性との関係とその影響を示しています。



北極点

天の北極点から約1度離れたところで輝いているこぐま座の北極星は、歳差と呼ばれる現象の影響で長期間の間には移動しているように見えます。

約5,000年前にはりゅう座のトゥバーン星が北極点から約3.5度のところに輝いていた北極星でした。

12,000年後にはベガ星の方向に北極点が移動することになります。

地球の自転軸は地球の公転軌道面に垂直な方向に対して23度27分傾斜しています。

また極半径より赤道半径のほうがやや膨らんでいます。

そして太陽や月の引力の影響で、こまが回転している時のような動きをしています。

このように自転している物体の軸の方向が徐々に変わっていく運動を歳差と呼んでいます。

地球の自転軸は歳差運動の影響で、北極点から23度27分離れた小円上を71.63年に1度ずつ移動しています.。

約25,800年の周期で一周する計算になります。

占星学ではこの歳差一周期25,800年を12の星座に分割、一つの星座の影響が約2,000年間続くと考えているのです。

現在は過去2,000年うお座の影響が見られた宗教の時代から、みずがめ座が影響する科学、超科学の時代に入る境目になります。

アクエリアスエイジ(みずがめ座の時代)という言葉はここからきています。

2,000年間続くみずがめ座の時代に入る正確な年については諸説があり定説はありません。

占星学的に、現代は新しい価値観による新しい時代を迎える変革の時代と考えられています。

1953年にワトソンとクリックによりDNAの分子構造模型が完成しました。

原子力エネルギーは、シカゴ大学で最初の原子炉が1942年に運転を開始、原子爆弾が完成したのは1945年でした。

現代科学が目覚ましい進展を見せ初めたのはこの頃からです。

つまり新しい時代に入ったと考えても良いようです。

マヤ歴の大周期が2012年の冬至には完了して次の周期が始まります。

地球の歳差運動によるみずがめ座への移行とマヤ歴の周期が終る時期は何かの関連性を示していると思われます。





SYNCHRONATURE