病は”冷え”から 光線の効用
ビタミンCの重要性


冷えというものは、みなさんが想像する以上に、健康に大きな影響を及ぼしています。

体が冷えると、代謝レベルが落ち、体は不健康になるのです。

「冷え」の病気を治すには、日頃から食生活に気を配り、体を温める食べ物を積極的にとることが肝要です。

体は温めれば温めるほど丈夫になるのです。
 
体温の35〜40%は筋肉で産出されています。

運動不足が体温の低下をもたらすことになります。

子供たちはテレビ・ファミコンなど室内の遊びに熱中し、野山での遊びを忘れ、運動不足になっています。

このような
体温低下が、子供たちを苦しめて喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、さらにいじめや自殺、登校拒否、など身体的疾病のみならず精神障害まで惹起していることになります。

子供たちの体質の脆弱化・子供の老化。

子供の成人病を促し、食生活の変化は体を冷やす食物の摂取過多にあると言えます。

冷房の利いた部屋に入ると頭痛や腹痛または腰痛が起こる人がいます。

また雨が降る日には、関節痛や偏頭痛がする人がいます。

このように
冷えや水分過多は、痛みの原因になります。

「体の冷え」があると、体内の水の代謝が悪くなるうえに、冷えによって腎臓の働きも低下して体外への水の排泄が悪くなり、
体内に余分な水分が貯留(水毒)し、種々の症状や病気の原因になります。

逆に、余分な水を体内にとり入れすぎたり、汗や尿などによる水分の排泄が悪くて、体内に水滞(水毒)状態が生じると、体を冷やし、体内のすべての臓器の新陳代謝を悪くして、種々の疾病を誘発してきます。

このように冷えと水と痛みはそれぞれに関連し表裏一体の関係にあるのです。

悲しい・苦しいという
ストレスが体に加わると、全身の血管は収縮し、その結果、血行が悪くなり、結局は、体が冷えてきます。

このような時には流涙という手段で体内から水分を捨てて体を温め病気を未然に防いでいることになります。

吐痰・嘔吐・下痢・冷や汗等も水分を捨てる作用です。

これらは
警告反応であると同時に治癒反応でもあるのです。



温熱治療

熱を加えてがん細胞を死滅させる治療法です。

がん細胞は、42℃以下ではあまり死にませんが、42.5℃あるいは43℃以上に加熱すると急激に 死滅しはじめます

一定以上の温度に温めると、細胞が分裂するときに遺伝子の合成を促すDNA合成酵素 が変性するため、あるいは細胞膜が損傷するため、死滅するのだと考えられています。

がん細胞は正常組織に比べて血流が悪いのですが、血流の少ない組織は温度が上昇しやすく冷めに くくなります。

がん組織は、栄養状態が悪い、pH(水素イオン濃度)が低い、DNA合成期にある 細胞が多いといった条件にあるため、熱による障害を受けやすくなっています。

外部から正常 組織とがん組織を同じように温めると、血流の悪いがん組織だけが大きな障害を受けるのです。

温熱治療には、次の二つの方法があります。

[1]局所加温法:主に体の表面にあるがんが対象。電磁波、温水などを利用する。

[2]全身加温法:広範囲に転移しているがんが対象。血液を対外循環させて加温し、ふたたび体内に戻して全身を温める。
ただし、脳が熱に弱いため、温度に制限がある。

理論的にはがん組織だけをやっつける、体に優しい治療法ですが、現在の技術ではまだ、がん全体を十分に加温することが困難な場合が多く、治療法の第一の選択にはなりません。

新しい加温機器が開発・改良されつつあり、今後ますます発展する治療法として期待されています。

☆主な治療対象:温熱療法の対象となるがんは、施設によっても異なるが、従来の放射線療法ではコントロールが難しい大きながんや、放射線治療や化学療法の効果が乏しいがんに用いられることが多い。

AFLAC発行“だれにでもわかるがん”2001年2月版」より


家庭でできる可視光線温熱療法

 

高速温熱リンパ球療法―ガン治療最後の切り札

 

がんと闘う温熱療法と免疫

 

統合医療でがんに克つ 60―「がん難民」をつくらないために標準治療 特集:がんの温熱療法

 


温熱療法とは‥‥
家庭医学大辞典(小学館刊)によると、「伝導熱(ホットパックなど)、幅射熱(赤外線など)、高周波(超短波など)、温水(温浴など)を利用してからだを温める治療。

血液の循環の改善、心拍出量の増大、新陳代謝の促進、筋肉の緊張緩和、鎮痛などの効果がある」と記されている。

〇温熱療法は「全身療法」‥‥
温熱療法とは、皮膚の上から遠赤外線を放射する「温熱治療器」(温熱器)をからだに当て,「病巣」(冷え、コリ、ガン細胞など)を探りながら、温熱エネルギーを注入する全身の治療法。

〇温熱療法は「自律神経免疫治療法
温熱治療器でからだを温め「病巣」に温熱エネルギーを注入し、血液の流れ、気の流れ、リンパ液の流れをよくする。

「病巣」にたまっている老廃物や有害物質、貴金属などを排泄し、脳神経、自律神経を整え、からだのホメオスタシス(恒常性)を正常にする。

〇温熱療法を体感して導入・実施!‥‥身心養生苑々長 鬼木豊
これまで指圧・鍼・灸をはじめ、さまざまな治療を体験したが、今回、始めて温熱療法を体験した。

他の療法と全く違う点は、全身が温かくぽかぽかして気持ちがよく、スッキリして爽快な気分を実感したことだった。

日々のオーバーワークゆえの疲れが癒され、身心ともに若返ったような心地よさを感じた。

身心養生苑には、さまざまな身心の症状に悩む患者さまが来院されるが、一度体験されると身心が反応し、その心地よさを感じ癒されるに違いない。他の療法を併用すれば、さらに効果は高まると思う。

自らが体験し、この温熱療法を身心養生苑の療法の一つとして、すでに導入し実施している。

私は自分自身が体験し、本当に良い療法は、惜しみなく多くの人々や他の施術者にも伝えなければという使命感のようなものを感じている。

三井温熱器の高木さん、村木さんの善意に満ちたお世話に感謝し、ご恩返しの真心で近い将来「温熱療法教室」を開催し、ひとりでも多くの皆様に喜んでほしいと考えている。


〇左足の鈍痛がやわらいだ!‥‥田中 肇(62歳、横浜市在住)
16年間、親交のある鬼木理事長に誘われて、温熱療法を体験できたことを大変うれしく思っています。

最初、
温熱ルーム(壁や床に埋め込まれた遠赤外線から放射される38℃に温められた部屋)に通され、約1時間体を温めることになりました。

10分も経つとじっとりした汗がにじみ出るのを感じ、全身がほぐれていくのを体感しました。

自分の体は硬いものと思い込んでいましたが、そのルームの中で、なんとアグラを組んだまま前屈の姿勢で手を伸ばして、額が床についてしまったのには驚きでした。

その後、治療室でうつぶせになり、首筋から背骨と背中の全身を治療器で当て、遠赤外線の放射熱エネルギーが脊髄を通して浸透し、全身がいっそう温められていくのを感じ、身も心もさっぱりしました。

それから仰向けになり体の前面に温熱器を当てることになりました。

体のウラとオモテを温め、全身がほてるような気分でした。とくに症状のある左足に温熱器を当てたとき、強く熱さを感じこれがアチチ反応だと知りました。

いきなり「熱い!」と叫んでしまいましたが、そこの部位をくり返していねいに温熱器を当てているうちに、その熱も普通に戻っていくことを体感したしだいです。

あれほど痛みと重さを感じて気をもんでいた左足が痛さも緩和され、やや軽くなったような気持ちになりました。

これから何回か続ければ、完全に治癒されるに違いないと確信を持ちました。

また身心健康堂・西荻窪の責任者である槙孝子さん(51歳)とも一緒に体験しましたが、温熱療法を受けた後、別人のようにはればれとして若くなり、美人に変身したことには驚嘆しました。

鬼木理事長や槙さんと共に温熱療法のすばらしさを実感した日となりました。


〇「
温熱免疫力」−低体温が万病をつくる!
安保 徹(新潟大学大学院医学部教授)

□著書の「はじめ」に「―最近、体温の低い人が増えていると言う話をよく聞きますが、これには成人のアトピーや花粉症が増えていると言うことにも関係があります。

ガンでもリウマチでもアトピーでも、じつは病気になっている人はみんな低体温なのです。

病気になっている人は平熱が36℃ありません。

そして、快方へ向かうにつれて体温が上がり、36℃を超えたときにはどんな病気も治っています―。

□東洋医学では以前からこの「冷え」に注目し、体を温めることの大切さを説いています。

しかしその「冷え」がどこからくるのかといった理論が漠然としているように感じます。

なぜ漢方薬が効くのか、温めるのがいいのかという“メカニズム”がわからないと、自分で対処することができず医師や薬に頼りきって、間違った治療を受けてしまうかもしれません。

そこで今回、東洋医学の「冷え」という概念を、西洋医学の手法で説き明かしてみました。

私はこの研究を「
体温免疫学」と名づけ、体温から自分の体調を管理する能力を「体温免疫力」と呼んでいます―後略」と安保教授はメッセージしている。(安保徹著「体温免疫力」(ナツメ社発刊)

〇温熱療法は細胞を活性化して免疫力を高める
心身医学臨床研究会会長 松永 亮‥‥(月刊雑誌「安心」に掲載)
温熱療法の作用

ガン42℃の熱さで消滅すると言われている。

温熱器の熱と遠赤外線は、からだの深部まで到達するため、ガンそのものを治療する。

からだの深部まで到達した熱は、迷走神経を介して自律神経を刺激する。

とくに副交感神経を刺激して、次のような効果をもたらす。

まず末梢血管が拡張し、血液の循環をよくする。

末梢の血流が良くなれば,肩や腰の痛み、冷え性をはじめ、糖尿病やガンなど、さまざまな病気の治療につながる。

病気になると,体質は酸性になり腸も酸性に傾く。

ところが
副交感神経が優位になるとPH(酸性、アルカリ性の度合い)が元に戻り、腸内環境が整う。

さらにからだを構成している60兆もの細胞が
活性化する。

そのことは臓器の機能向上や、からだの活力につながる。

また免疫(細胞やウイルスなどの病原体を打ち負かす働き)に関わる
NK細胞やマクロファージなども活性化されて、免疫機能が向上する。

免疫機能が高まると、ガンや感染症を防ぐだけでなく、薬の副作用を抑えて効果を高めることができる。

このように、それに加えて温熱療法のメリットは、からだを温めて体温を上昇させること。

低体温こそ万病の元」といえる。(身心養生苑ホームページより)


テルモ体温研究所


 
 

 
 

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血 液 ・尿 は 身 体 状 態 の 情 報 源




血液は身体状態の情報源

血液には、身体のすみずみへ酸素や栄養分を運ぶ働きと不要になった物質を回収する働きがあります。また、病原体を排除したり「抗体」をつくって、身体をまもる働きもあります。

血液の成分は、普通、一定の範囲内に保たれていますが、
身体に異常があると変化が生じてきます。

血液を調べると血液の病気だけでなく、身体のいろいろな情報が得られます。

血液中の中性脂肪などは食事の影響を受けやすいので、一般に血液検査は空腹時に行われます。


貧血検査 : 赤血球数、血色素、ヘマトクリット、白血球数など

血液中の赤血球数などを測って、貧血になっていないかを調べます。逆に、赤血球数が多くなる赤血球増多症という病気もあります。

貧血には鉄欠乏症、消化管からの出血(潰瘍、痔など)、腎臓病、子宮筋腫などによるものがあります。

貧血の原因をまず把握し、症状によっては治療を受けましょう。

赤血球数の増加には、原因がわからないものもありますが、増加原因の一つに喫煙があります。

喫煙により赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が一酸化炭素と結びつき、酸素の運搬量が減少すると、赤血球が増加して酸素の運搬量を増やそうとします。

赤血球数が増加すると、血液が濃くなって血流が悪くなります。喫煙の習慣がある方は禁煙しましょう。心臓や腎臓に疾患がない場合は、水をこまめに飲み、水分を補給しましょう。


脂質検査 : 総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール

血液中の脂肪の量を測定し、動脈硬化や脂肪肝などの原因となる脂質異常症を調べます。

コレステロールには血管壁にたまって動脈硬化の原因となるLDL(悪玉)コレステロールと、血管にたまったLDLコレステロールを肝臓へ運ぶHDL(善玉)コレステロールの2種類があります


中性脂肪はエネルギーとして消費されますが、余分なものは皮下脂肪となって蓄積されます。

血液中の脂質が増加すると、血液の流れが悪くなり、
動脈硬化が促進されますが、ストレスや睡眠不足、喫煙や過度の飲酒なども血液の流れを悪くします。

食生活および生活全般を見直す必要があります。


血糖検査 : 血糖

血糖とは血液中のブドウ糖のことで、この数値が高いと糖尿病やその予備軍と考えられます。

血糖の高い状態が長期間続くと、動脈硬化や網膜症、腎症、末梢神経障害などの合併症を招きやすくなります。

再検査や精密検査をきちんと受け、医師の指示を受けながら
生活習慣を改善が必要です。 


肝機能検査 : GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、ALP

肝臓に障害が起こると、血液中にGOT(AST)・GPT(ALT)という酵素が流れ出てきます。

γ-GTPはアルコールと敏感に反応するため、アルコールによる肝障害を調べる検査として知られていますが、胆石や胆道系の病気でも数値が高くなります。

肝臓の主な病気には、急性肝炎と慢性肝炎があり、肝硬変や肝臓ガンに進行することもあります。

肝臓は
”沈黙の臓器”と呼ばれ、自覚症状が現れにくいので定期的に検査を受けましょう。 


 

 

 
 











ビ タ ミ ン C の 免 疫 機 能 強 化
ガ ン 細 胞 に 対 す る 選 択 毒 性


ビタミンCが不足すると病気や老化のもと

健康づくりに欠かせないビタミンC、生命科学の進歩により体内のビタミンCの働きについて新しいことが次々と分かってきた。

ビタミンCは90年以上前に、かんきつ類に含まれる、壊血病を予防する成分として発見された。

しかし、体内におけるビタミンCの機能や、どれぐらい摂取することが必要かなど基礎的なことは長い間分からないことが多かった。

その理由について東京都健康長寿医療センター研究所の研究副部長、石神昭人さんは「ビタミンCを体的で合成できず、食事でとらなければならない動物はヒト以外ではサルの仲間などごくわずかで、動物実験が難しかったため」と説明する。

肺の病気に効果

石神さんは、2002年にビタミンCを作ることのできないマウスを開発。

それをきっかけに世界の研究が進んだ。

例えば、ビタミンCは体内で血管、皮膚、骨などをつくるのに欠かせないコラーゲンの合成に必要なほか、よく体内に生じた“サビ”とも表現される活性酸素の除去にも重要な役割を果たしている。

そのため、不足すると肌の老化が進んだり、生活習慣病を悪化させたりするなど、さまざまな加齢変化を促進することも分かってきた。

こうした加齢性疾患に対するビタミンCの効果を確かめるための臨床研究もはじめられている。

ビタミンCと心の関係に関する研究成果もある。

ビタミンCは私たちが興奮したときに分泌される神経伝達物質であるアドレナリンの合成にも欠かせない。

ビタミンCが欠乏すると、抑うつ症状などがみられることなどが知られてきた。

そして、今年9月に発表された最新成果は、石神さんが順天堂大学と共同で取り組んだマウスにおける慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防と治療効果だ。

COPDは喫煙者などに多くみられる肺の病気で、肺の内部で酸素を取り込む肺胞の細胞が加齢とともに少しずつ破壊されていく病気。

実験では、ビタミンC不足の状態で育てたマウスは喫煙によりCOPDが進行し肺気腫などを起こすが、ビタミンCを十分与えると予防できた。

また肺気腫はビタミンC不足では喫煙を止めても治らなかったが、十分に与えた場合には改善した。

実験に参加した順天堂大学大学院医学研究科先任准教授の瀬山邦明さんは「COPDの患者は血液中のビタミンC濃度が低い傾向にあるため、患者にはビタミンCを積極的にとる生活指導をしてきた。

今回の研究成果をきっかけに、病気の進行を食い止めたり症状を改善したりできればと期待している」と話す。

ビタミンCが不足しない食生活とはどのようなものか。

「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省、2010年版)では成人の推奨量を1日100ミリグラムとしている。

しかし、石神さんは「これは、心臓血管障害などの生活習慣病を発症しない最低レベル」とみている。

吸収率も変わる

瀬山さんは「医薬品のように厳密に投与量を決める臨床試験を行うことは難しいが、基礎研究の成果からは、ビタミンCの成果を積極的に利用するためには、より十分な量が必要と考えられる」と話す。

実際、喫煙者は推薦量以上の摂取が必要なことが分かっている。

精神的ストレスがある人、激しい運動をする人、高齢者などビタミンCの吸収が低下している人なども、たくさんのビタミンCが必要だと言える。

石神さんは、ビタミンCは一度にたくさんとると吸収率が低下するため、1回あたり100〜300ミリグラムを1日3回程度とることを提案している。

そのためには1日3回の栄養バランスのよい食事をとること。

ビタミンCは穀類や魚類などはあまり含まれていないが、ジャガイモなどの芋類、根菜類、豚肉などには比較的多く含まれる。

例えばジャガイモはビタミンCがでんぷんに守られ加熱しても壊れにくいなど、意外なビタミンC補給源だ。

そしてビタミンCを消耗しない生活を心がけよう。

まずは禁煙。

そして、精神的ストレスを上手に解消することも重要だという。

「レモン1個分」は20ミリグラム

現在では、ビタミンCはブドウ糖を原料に工業的に生産されている。

清涼飲料水や栄養機能食晶などに栄養素として用いるほか、他の栄養素を酸化から守る酸化防止剤としても利用されている。

石神さんは「朝食をトーストとコーヒーですませるなどビタミンCが足りない場合は、含有量が明記された清涼飲料水などを利用するのもいいだろう」と話す。

「レモン何個分のビタミンC」と表現される場合もあるが、1個分はビタミンC20ミリグラムと覚えておくと摂取量が分かる。

(ライター荒川直樹) 日経2013-10-26


超高濃度ビタミンC点滴療法

アスコルビン酸は選択的にガン細胞を殺す ー過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとして作用ー(2005)

同学術論文掲載ダウンロード
 http://www.pnas.org/cgi/content/full/102/38/13604

ビタミンCを点滴すると、口からの摂取に比べ、50〜100倍の高濃度で摂取できる。

体内に病気の細胞があると大量の過酸化水素を発生させることにより、ガン細胞に対しては毒素と同じ働きをして攻撃するが、正常な細胞には全く無害である。

ビタミンCは健康に大変良いと言われているが、もっとすごい働きがあると考えるドクターが増えている。

これらのドクターは重篤な病気と闘っている患者の血管の中に直接、ビタミンCを注入している。

NIH(米国国立衛生研究所)の傘下にある国立糖尿消化器腎臓病研究所のマーク・レバイン博士が研究発表を行ったことにより、超高濃度ビタミンC点滴療法への関心が高まっている。

FDA(米国食品医薬品局)、NCI(米国国立ガン研究所)、NIH、そしてアイオワ大学が共同で行ったマーク・レバイン博士の研究は、ビタミンは化学療法と同じ作用をもつが、正常細胞には無害であり、辛い副作用もなく、しかも低コストであるというメリットがあることを示唆している。(2006年11月8日米国ABCニュース特番)

ビタミンCが抗酸化ビタミンであり、免疫機能を高める働きを持つことは多くの人に知られている。

免疫機能が強化されれば、発ガン防止に大きな役割を果たす。

ビタミンCは体内で
コラーゲンの生成に関与していることも知られている。

コラーゲンは真皮、靭帯、腱、骨などを構成するたんぱく質である。

ガン治療にビタミンCを使うことについては、論争の歴史がある。

ドクターキャメロンやポーリング博士は毎日10グラムのビタミンCを投与することによって、ある種のガンの治療効果があり、患者のQOC(クォリティ・オブ・ライフ)が向上するとの報告を行った。1976年、1978年に米国科学アカデミーに論文が掲載された。

1979年に政府機関であるメイヨークリニックの研究グループは同量のビタミンCを投与し、二重盲剣法による臨床試験を行った.。

延命効果もQOLの向上も認められないとの研究結果をニュー・イングランド・ジャーナル・オフ・メディスンが発表した。

この結果、ポーリング博士のビタミンC療法の見解は否定された。 

メイヨークリニックは1985年にも、ビタミンCの大量投与が進行ガンに対して無効であるという結果を発表した。

メイヨークリニックの研究グループによって効果を否定されたことが、その後のビタミンC療法に大きな影響を残した。

ポーリング博士らはビタミンCを
点滴と経口によって投与する研究を行っていたのに対してメイヨー・クリニックのグループが行った研究は経口投与のみによるものだった

ビタミンCは投与の方法によって、血中濃度に大きな差が生じることがわかっていなかった。

ビタミンCのガン治療効果に最初に着目したスコットランドのドクター・キャメロンと、ビタミンCに大きな関心を持っていたポーリング博士は、ビタミンCが体内に入ることでガン細胞の周りにコラーゲンの膜を作り、ガン細胞の成長を抑制するのではないかと考えた。

しかし、RECNAで研究を進めていた科学者達は、ビタミンCの持つさらに強力なパワーを突き止めるに至る。

ビタミンCが活性酸素の一種である
過酸化水素を発生させ、選択的にガン細胞を殺すことを突き止めたのである。         ビタミンCがガン細胞を殺す 杏林大学保健学部教授 柳澤厚生 角川SSC新書)

超高濃度ビタミンC点滴療法が受けられるクリニック 

スピックサロン・メディカルクリニック 神奈川県鎌倉市

健康増進クリニック 東京都千代田区

柳沢クリニック 東京都港区



ビタミンC(アスコルビン酸 ascorbic acid)無色の結晶の水溶性ビタミン・化学的にはアスコルビン酸のL体。

アスコルビン酸
ascorbic acidの名称は抗壊血病因子を意味する(a+scorbia)で、scorbiaは壊血病を意味するラテン語。

1920年、英国のジャック・セシル・ドラモントがオレンジの果汁から抗壊血病因子として発見した。

1933年、有機合成に成功。ほとんどの動物は体内で(グルコースを原料として)ビタミンCを合成出来るが、ヒチとサル・モルモットなどは作ることが出来ない。

体を維持するのに不可欠なビタミンC。

ビタミンCが欠乏すると細胞の組織が壊れて出血する
壊血病になること、壊血病は大航海時代の船乗りたちが怖れた病気だった。

これを防ぐために、船乗りたちは、
ビタミンCがたっぷりで、保存できるジャガイモを大量に船に積み込み長い航海に備えた。そのときに船内で考案された料理に“肉じゃが”がある。

厚生省の定める現在のビタミンCの成人の所要量は1日50mgで、ビタミンCの欠乏による壊血病はこの量で十分防ぐことが出来る。

平成9年度の国民栄養調査によると、日本人は平均1日135mgのビタミンCを摂取している。

ただ問題は、たとえ
壊血病を予防できる量でも、風邪や公害物質や活性酸素の害を防ぐのに十分でない可能性がある。

ビタミンCを体内で合成できるラットなどの動物に様々な公害物質、例えばPCBを与えると
ビタミンCを正常時の40倍も大量に合成して対抗する。

今後の栄養所要量は、長期に渡って生活習慣病や様々な害に対抗できる十分な量にすべきである。

米国の栄養所要量を決めている国立公衆衛生研究所のM・レビン博士は最近、ビタミンCの所要量は1日200mgにすべきだとする論文を発表した。

これは7人の被験者を4〜6ヶ月隔離して、1日
30mg 〜2000mgのビタミンCを投与した試験の結果である。

広島県立大学生物資源学部の三羽信比古教授らは、
大量のビタミンC(アスコルビン酸)をガン細胞に与えると転移が起きにくくなることを動物実験で確かめた。

ガン細胞内の有害な酵素の働きが弱まり、転移する能力が下がると言う。

ネズミを使った実験では転移を通常の3〜4割に抑制できた。

ビタミンCはそのままの形では細胞に入りにくいので、リン酸基をつけるなど一部の構造を変えた『ASC2P』と呼ぶ物質を合成した。

この物質は細胞に吸収されてビタミンCに変わり、
細胞内の濃度が通常の40倍近くまで高まる
  
ヒトの線維肉腫ガン細胞を培養してASC2Pを加えたところ、ガン細胞の転移能力を示す浸潤能が1〜2割に減少した。

メラノーマ(悪性黒色腫)が出来たネズミに注射すると、メラノーマの転移は通常の3〜4割に減った。

ガン細胞はMMPという酵素を合成し、この酵素が周囲の細胞間を埋めている物質を溶かすことによって、他の場所に転移するための通り道を作る。

三羽教授によると、ビタミンCはガン細胞に作用して、この酵素を合成する遺伝子が働かないようしている。

ガン細胞の運動能力を失わせる作用もあるという。

ビタミンCは正常な細部に対して害が少なく、三羽教授は“転移抑制剤として有望だ”と話している。

研究は富山医科薬科大学・昭和電工と共同で実施した。ストレスに対してビタミンCが有効である。

寒さや騒音・外傷・ヤケド・対人関係のもつれなど物心両面のストレスが加わると、副腎皮質ホルモンの分泌が盛んになる。

副腎は他の臓器よりもビタミンC所要量が多いので、どんどん消費される。

加齢と共にビタミンCの吸収率が低下すると共に、
精神的ストレスが加わるとビタミンCの消耗が激しくなる。

なぜなら、ビタミンCには、ストレスで体内に発生した活性酸素を除去する働きがあるためである。


酸素は空気の20%以上含まれると、私たちのからだにダメージを与えることが分かっている。

未熟児が病院で、過剰の酸素を与えられたことで失明するという事故から、広く知られるようになったのが、いわゆる
未熟児網膜症である。

私たちのからだは、60兆もの細胞から出来ているが、その1つ1つにはミトコンドリアと呼ばれる小さな発電所がある。

ここでは酸素を原料としているが、その2%が産業廃棄物に相当する大変活性の強い酸素を生成することになる。

活性酸素とは、周囲の物質を酸化させることで、原子核の周りの電子数が変化して不安定になった酸素のことである。

酸素は非常に激しい元素で、物質と結びついて、それを燃やしたり、鉄にくっついてサビさせたりする。

この「ほかのものと結びつく力」が異常に強まった激しい酸素が
『活性酸素』である。

活性酸素の活性とは酸化力(他の原子や分子から電子を奪い取る)のことである。

活性酸素は、その激しい酸化力で、重要な臓器や細胞を手当たり次第に攻撃し、それらをサビさせて、病気や老化の原因をつくる張本人である。

高血圧、心臓病、脳出血、糖尿病、肩こり、肌の衰えなど様々な悪作用をするのが活性酸素である。


さらに不都合なのは、活性酸素は、体の中の飽和脂肪酸と手を結び
『過酸化脂質』という悪玉物質を作る。

これは、脂肪のヘドロのようなもので、それ自体が毒性を持つのはもちろん、血管にベッタリとくっつき血液の流れを悪くしてウッ血させたり、新陳代謝を妨害する。
http://www.naoru.com/v.c.htm




 

 

 




SYNCHRONATURE