独 立 独 行 ・ 協 力 支 援
意 志 強 固 で 強 い 独 立 心


比 肩・劫 財
独 立・競 争
食 神・傷 官
表 現・ 寿 命
偏 財・正 財
金 運・財 運
偏官・正 官
名 声 ・ 病気
偏 印・印 綬
学 習・頭 脳

甲・乙 
伸 長 性・発 展 性
丙・丁 
光 熱 性・芸 術 性
戊・己 
固 定 性・安 定 性
庚・辛 
結 実 性・形 成 性
壬・癸 
冷 却 性・流 通 性



比肩格・劫財格

自分自身、兄弟姉妹、友人、同僚、共同事業の仲間を表わします。

劫財が最悪の凶星であるといわれているのは、
正財を強奪する大敵だからこのように言われています。

生日天干が弱い場合には、補強の役割をするので吉となります。

通変の名前だけでは吉凶の判断はできません。




比肩格

性格

意志強固で、自尊心に富み、負けず嫌いで、独立独行の精神旺盛です。 

比肩劫財が多い人は、我が強くて片意地になりやすいところがあります。

傲慢さが強く出すぎると、当然なこととして人間関係のトラブルに遭いやすくなります。

家族関係

比肩は偏財の大敵ですから比肩と偏財が同柱の人は父親(偏財)との縁が薄い傾向があります。

また、父親の身上に異変が起こりやすいことがあります。

生月に強い比肩を持つ人は、兄弟が生家を相続する傾向が強いのです。

生時に強い比肩を持つ人は養子を相続人とする可能性が強いのです。

これは
実子の官の根となる財を比肩が傷つけるためです。

職業

意志強固で堅忍不抜の精神の持ち主ですから、事業の遂行に耐えうる人です。

共同事業にも適性があります。

比肩は偏財の大敵ですから、比肩が多すぎる場合は営業に不向きです。

また比肩が多すぎる場合は
財の分奪になるため共同事業は避けるべきです。
  



比肩や劫財が多く、命式全体が五行の1つに偏る場合。

曲直格(木)炎上格(火)稼穡格(土)従革格(金)潤下格(水)は、従格と呼ばれます。

従格は、五行の1つが純粋になるほど運勢が強くなります。

五行が純粋な従格は、極めて稀有です。

天才ともいえる特別な才能や能力に恵まれ、世界的な業績を上げて大発展をすることになります。




曲直格(曲直仁寿格)

生日天干がまたはで、地支に亥卯未の三合木局あるいは寅卯辰の東方合が必要です。

金の剋が無いことで成立します。

四柱に庚辛・申酉があるとこの格になれません。

木徳は仁寿または清竜とも呼ばれ、慈悲心に富み、自然に栄達して長寿です。

東方木運(30年間)または甲、乙、寅、卯の運にめぐるのが良いのです。

北方水運(30年間)または壬、癸、亥、子の運にめぐるのも良いのです。

南方火運(30年間)または丙、丁、巳、午の行運も木生火となって良好です。

西方金運または庚辛申酉の行運は、金剋木になり大凶となります。

それまでの素晴らしい好運も消し飛んでしまいます。




炎上格

生日天干がまたはで、地支に寅午戌の三合火局あるいは巳午未の南方合が必要です。

水の剋がないことにより成立します。

身旺であることが絶対の条件です(純粋の意味です)。

火気が純粋強烈であることが要求されます。

条件に合致すれば尋常一様の命式ではないので、高位高官・大実業家等大発達します。

甲乙は火勢を助けますから大変良いのです。

壬癸があれば破格となり成立しません。

庚辛は水勢を助けるので良くありません。

冲になる場合も良いとは言えません。




稼穡格

生日天干がまたはで、地支に丑辰未戌の4庫が完備することが必要です。

甲乙の剋がないことにより成立します。

4庫全備でない場合は成立しませんが、準ずるものとします。

土は万物を生ずるので、この格の人は度量広大で財運濃厚です。

重厚温和な性格で脱線的行動がなく人望があります。

四柱に甲乙がある場合は好運が半減し災禍が多くなります。木気は官殺となります。

この格は南方火運と西方金運が吉、東方木運と北方水運が凶となります。

戊日生まれの稼穡格は壬が偏財、癸が正財ですから壬癸運にかえって大いに財に恵まれることのなります。

また戊日生まれの稼穡格に辛があり、己日生まれの稼穡格に庚がある場合は、たとえ甲乙の官運にめぐっても、庚辛が食傷官となり官殺を制するから恐れるに及びません。




従革格

生日天干がまたはで、地支に巳酉丑の三合金あるいは申酉戌の西方合が完備することが必要です。

火の剋がないことにより成立します。

純粋に金気となって光彩を放ち、金が水に従ってあらたまることになります。

完全にこの格に入る人は、政界・官界・財界において大発展します。

四柱に丙丁の官殺がある場合は芸術家として発達します。

丙・丁の行運は障害が多く、寅卯の木運をめぐるのも不利です。

生月天干が
戊己であるか、生月地支が丑辰未戌であれば権力の座につくことができます。




潤下格

生日天干がまたはで、地支に申子辰の三合水局あるいは亥子丑の北方支方合が完備することが必要です。

土の剋が無いことにより成立します。

大海の水のような汪洋たる広さを持つ格であり、福徳無限のような素晴らしい命です。

四柱に庚か辛があれば福が一層大きくなります。

この格は
亥子丑の冬月生まれが一層良いのです。

壬日生まれは己が正官、戊が偏官であり、癸日生まれは戊が正官、己が偏官です。

壬癸の水は戊己の剋を恐れますから、四柱または行運に戊己の官殺のあるのは良くありません

この格の行運は庚辛または西方金運が最上です。

甲乙または東方木運が次善となります。

壬癸または北方水運も良いのです。

戊己と丙丁の運また南方火運および丑辰未戌の行運も良くありません。






劫財

性格

積極的、活動的で独立心旺盛で物欲心も旺盛です。

負けず嫌いで自尊心が強いのですが、劫財が2〜3個あると無情・冷酷性が強くなります。

劫財の数に応じて利己的性質や慈悲の心を欠く程度が強くなります。

劫財は、誠実を意味する正財を剋して破壊するためです。

劫財格の人は、正財が示す誠実とはどういうことかを良く考える必要があります。

家族関係

男性の配偶位(日支)に劫財があり、劫財が強くなれば夫婦別離が起こりやすくなります。

正官があれば劫財を制御しますから緩和されます。

女性の配偶位(日支)に
劫財があると、正官の元神正財を傷つけるので内助の功に欠けることになります。

正財があると食傷が正官を生ずるため救いとなります。

バランスのとれた良好な劫財がある人は、兄弟姉妹・友人が力になってくれます。

職業

月支に位置する劫財が良好で剋・沖がなければ、共同事業で発展します。

旺盛な物欲が事業欲につながり成功することになります。

劫財の状態が良好でなければ、普通の勤め人が良いのです。

行運

命式に比劫があり、比劫運に巡ると財を奪うため厳しい状況に入ることになります。

劫財がない場合は劫財運に巡っても軽い程度でおさまります。

命式に官殺があればほとんど問題がありません。

財過多で身弱の場合は比劫運で発福します。

劫財運に巡るのは概して良くありません。

財または家庭の関係に災禍が起こりやすくなります。

正官があれば制御されるので心配ありません。

生時の劫財は好ましくありません。

生時は帰結の場所ですから晩年に至り、財や家庭に障害が起こりがちです。

特に、陽の劫財は強烈な作用があります。

劫財に対して正官の制御のない命式は財を成しがたく、重ねて劫財運に巡れば貧になりやすいのです。

劫財には正官の制御、比肩には偏官の制御があるのが好ましいのです。






通変(以下10の名称)は、10干相互の関係(相生、相剋、比和)をわかりやすく示した符号です。

比肩・劫財 意志強固で独立独行、負けず嫌いで自尊心が強いタイプです。

食神・傷官 
自己表現力、外部に発揮される豊富な才能を示します。

正財・偏財 
財を運用する実業に才能を発揮、聡明・誠実・実直な節約家.。財運状態を示します。

正官・偏官 
社会的地位と名声・名誉、積極的で行動的タイプです。偏官の状態は健康問題に大きな関係があります。

印綬・偏印 
学習能力が高く学業優秀、独創的タイプです。


格局

命式を共通的要素により大きく分類する方法です。

しかし、この分類方法が古来多数生み出され
200以上の格局があるため複雑で難解な感があります。

四柱推命の基本的な考え方は、生月地支(季節)の蔵干分野が示す通変が、その人の特性を示す重要な役割を果たすということです。

これは生月により、
太陽エネルギーの状態が変化するためです。

これに基づいて、月支通変で定める10格だけに限定します。 

格の取法は、生月の分野(余気、中気、本気)により定めるのが、四柱推命を理論的に考える基本です(四柱推命の秘密 歌丸光四郎・栗原晶子著 こう書房刊)。

格局の名称それ自体に吉凶はないのですから、四柱推命の核心を理解するには、基本10格で良いと考えます。

比肩格、劫財格、食神格、傷官格、正財格、偏財格、正官格、偏官格、印綬格、偏印格の基本10格す(従格、化格、一行得気格、両神成象格、建禄格、陽刃格、月劫格を考慮する)。 

四柱推命は、太陽と地球の相関関係による自然学ですから一貫した原理原則に基づいて考察できるものです。

複雑な表現は、それなりの意味はあると思いますが、本質を外れ混乱に導くだけで無意味と考えられます。







干支の算出

生年月日時干支の算出は、下記の干支カレンダーをクリックして下さい。
西暦年を入力して1ヶ月を選択、計算をクリックして下さい。
必ず節入り適用にチェックを入れて下さい。
歴月適用では正しい結果になりません、
月初から月末までの干支表が得られます。

カシオ計算機株式会社の、生活や実務に役立つ計算サイトです。
あらゆる分野の計算に正確な計算結果が得られます。
(C) 2013 CASIO COMPUTER CO., LTD.)


生年月日の干支を得た後は、下記の図から時間の干支を得て下さい。
現代の日付け変更は24:00ですが、この図は23:00から翌日になっています。

23:00-
0:59
1:00-
2:59
3:00-
4:59
5:00-
6:59
7:00-
8:59
9:00-
10:59
11:00-
12:59
13:00-
14:59
15:00-
16:59
17:00-
18:59
19:00-
20:59
21:00-
22:59
の日 の日 の日 の日 の日
誕生
時間


日本の時間の標準時は東経135度の子午線です。
独立行政法人情報通信研究機構は、日本標準時を決定・維持しています。
経度が1度違うと時間にして4分の違いとなります。


日本での夏時間(Summer Time)使用期間(4年間)です。
1948年(昭和23年)
5月1日12:00pm → 5月2日 1:00am
9月11日12:00pm → 9月11日11:00pm

1949年(昭和24年)
4月 2日12:00pm → 4月3日1:00am
9月11日12:00pm → 9月11日11:00pm

1950年(昭和25年)
5月6日12:00pm → 5月7日1:00am
9月9日12:00pm → 9月9日11:00pm

1951年(昭和26年)
5月 5日12:00pm → 5月6日1:00am
9月8日12:00pm → 9月8日11:00pm




小山内彰氏は、偶然と必然を科学する「四柱推命学入門」等の著書で、四柱推命の誤解を正しておられます。研究者には必読書籍です。

小山内彰氏のフリーソフト・四柱八字・大運計算自動プロクラム

このソフトを使用すれば、面倒な作業はすべて自動的に処理されますので、,標準時と出生地さえわかっていれば、否が応でも正確な四柱八字を出すことができます。
四柱推命の専門家だけではなく、これから四柱推命を学ぼうと考えてられる方にも、大変便利なツールになるものと思われます。

ネット上の同類のソフト、また市販のソフトにおいて、出生地の時差、均時差、さらに旺相死囚休等々まで表示可能なものはないようです。
したがって、このソフトは、日本の四柱推命の標準の暦としての役割を果たすとともに、正確な四柱八字に基づく四柱推命の発展に多少なりとも寄与することができるのではないかと期待しています。(小山内彰氏)

四柱推命の研究で、正確な四柱八字は基本中の基本です。
大運も出ますから、最終検証に最適です。


偶然と必然を科学する四柱推命学入門





日常の生活では、誕生時間を重視することはありませんから、時間まで良く知っている人は少ないので「年・月・日」の三柱で判断をする場合がありますが、これでは正しい判断ができないのです。

必ず「母子手帳」等で正確な生年・生月・生日・生時と誕生地(東経・緯度)を確認する必要があります。



日干と各干の関係から比肩、劫財、食神、傷官、正財、偏財、正官、偏官、印綬、偏印の10の名称が導き出されます。

通変(10の名称)日干の強弱によりその吉凶が大きく違ってきます。 

単に良い意味、悪い意味だけではありません。 

生月は、太陽エネルギーの状態と日干の強弱を示唆する重要なポイントです。

生月地支(季節)の蔵干分野が示す通変が、その人の基本的特徴を示します。

日 干(自 分 自 身)の 強 弱 寒・暖・湿・(季 節)、10 干 の 特 質、陰 陽 五行の バ ラ ン スが重要なポイントになります。

10干の相互関係や「
寒・暖・湿・燥」の状態により意味するところが変わってきますから、注意深い考察が必要です。

地支の12支には季節や節入りの深浅により、10干が「蔵干」として含まれています。


通変名だけで吉凶を判断すると
正反対の意味になることがありますから注意が必要です。

天干と蔵干の全ての干の関係を注意深く考察する必要があります。

通変名に
星の名前を付ける場合がありますが、天体の星とは全く関係ありません。

通変は五行関係の別名に過ぎませんから、通変の名前にはこだわらないことです。

五行のバランスが取れることが重要なのです。



相生の関係 全てが好ましい関係と考えられます



を生ずる。を生ずる。を生ずる。を生ずる

比和の関係 同じ五行の関係であり、可もなく不可もない関係です。


相剋の関係 相生と違い陰陽を厳密に区別しなければなりません。



を剋する。を剋する。を剋する。を剋する。



陰陽不配偶の剋

陽が陽を剋する。陰が陰を剋する。陰陽不配偶の剋といわれる苛烈な剋です。

激しい作用となる場合があるので、慎重な検討が必要です。


陰陽配偶の剋

陽が陰を剋すると陰が陽を剋するの関係は、陰陽配偶の剋といわれます。

本当の剋ではなく
好ましい刺激となります。

陰陽配偶の剋は悪い意味がなく、良い意味になります。







十干の特質と相互関係

10干とは、甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸です。

生年・生月・生日・生時の天干に「甲・乙丙・丁戊・己庚・辛壬・癸」の「干」が示されます。

地支に「干」が「蔵干」として隠れ
(余気・中気・本気)の違いにより「干」が示されます

「年・月・日・時」の四柱に示される天干と蔵干の相互関係から、誕生時における「
」の季節と「湿」の状態が示されます。

「季節」と「
」と「」による「」や「多・寡」によるバランス及び「十干の特徴」とその「相互関係」を注意深く考察することが大切です。



甲・乙 伸長性・拡大性(成長、膨張、発展等)(寅・卯)春 木気

陽の木は
で強い木気であり、力強く伸びる巨大な樹木を表します。

陰の木は
で弱い木気であり、果樹・草花を表します。

木々の新芽が萌え出ずる時であり、伸張作用を示します。



丙・丁 光熱性・炎上性(情熱、派手、陽気等)(巳・午)夏 火気

陽の火で強い火気であり、太陽の強い光・強力な光熱を表します。

陰の火で弱い火気であり、焚き火や炉の火等の光を表します。

太陽の光と熱が強くなり、万物を育成する時です。強すぎると旱魃の害があります。



庚・辛 結晶性・形成性(結実、宝石、収穫等)(申・酉)秋 金気

陽の金で強い金気であり、鋭利な刃物、金属等を表します。

陰の金で弱い金気であり、鉱石、宝石、結晶物を表します。

結実収穫の時であると同時に落葉の時です。



壬・癸 冷却性・流動性(浸透、冷静、思索等)(亥・子) 水気

陽の水で強い水気であり、大湖の水、大水等を表します。

陰の水で弱い水気であり、雨露、少量の水等を表します。

春の活動に備えて静かに熟考・計画する時です。

水分はすべての生命体に浸透している重要な要素ですが、暖気が不足すると凍結してしまいます。

強すぎると、洪水のような水害になります。



戊・己 固定性・接合性(持続、安定、忍耐等)(辰・未・戌・丑)中 土気

陽の土で硬く強い土気であり、山、岩石等を表します。

陰の土で柔らかく弱い土気であり、田畑の土・湿土等を表します。

の、各季節の間には中気と呼ばれる接続の土気があります。

適度の水分を含んだ土は、植物を育む需要な働きがあります。

大きな山のような強度の土は安定して不動です。




60干支10干・12の組合せ)

太陽と地球の位置関係から示される太陽エネルギーの違いを10で表現します。

春・夏・秋・の四季は、地球の南北軸が公転面に対して23.5度傾斜していることから生じます

太陽黄経30度毎に、毎月地球が受ける太陽エネルギーの変化を12で表現しています。

10干と12を組み合わせたものが60干支と呼ばれています。

暦の起算は冬至から行われ、天体観測から冬至の日時を定めました。

遠く往古にさかのぼり甲子朔夜半冬至になる年代を決定し、上元としたのです。

三統暦(漢の太初元年(
BC104年)に太初暦ができ、後に増補されて三統暦となりました。

これは非常に遠い過去を理想的暦元として三統上元と呼ばれました。

それは太初元年より
143127年さかのぼった年と言われています。

太初元年は、その前年に
11月朔夜半冬至がありました。

これを暦元とすることができたのです。

紀元前
2697年黄帝建国を「時」とされたと言われています。

以後変更されることなく現在まで続いているのです。

から癸亥まで、最小公倍数の60の組み合わせがあり循環しています。

60歳になると還暦というのは、この組み合わせが一巡することから還暦と呼ばれているのです。

年は60干支の循環、月は5年で60干支が一巡しますが、各月の変化は12だけです。

年月の組み合わせは
60x12720種類、日と時間の組み合わせも60x12720種類、したがって年月日時の組み合わせ総数は720x72051,840種類になります。



歳差による星の位置変化

地球の自転軸は、約25800年の周期でもって地球の公転面に垂直な軸のまわりに歳差運動をします。

地球の自転軸が、黄道極軸(地球の公転面に垂直な軸)や白道極軸(月の公転面に垂直な軸)に対して傾斜している。
地球の形が完全な球形ではなくて、赤道部分が膨らんだ(力学的扁平)形状である。
月及び太陽の引力が地球の自転軸を公転面に垂直な方向に向けようとするトルクを生じる事によるものです。









1 0 干 の 相 互 関 係


: 甲木参天。脱胎要火。春不容金。秋不容土。火熾乗龍。水蕩騎虎。地潤天和。植立千古。
: 乙木雌柔。削羊解牛。懐丁抱丙。跨鳳乗猴。虚濕之地。騎馬亦憂。藤蘿繋甲。可春可秋。
: 丙火猛烈。欺霜侮雪。能鍛庚金。逢辛反怯。土衆成慈。水猖顯節。虎馬犬郷。甲來焚滅。
: 丁火柔中。内性昭融。抱乙而孝。合壬而忠。旺而不烈。衰而不窺。如有嫡母。可秋可冬。
: 戊土固重。既中且正。静翕動闢。萬物司命。水潤物生。火燥物病。若在艮坤。怕沖宜静。
: 己土卑濕。中正蓄藏。不愁木盛。不畏水狂。火少火晦。金多金光。若要物旺。宜助宜幇。
: 庚金帯殺。剛健爲最。得水而清。得火而鋭。土潤則生。土乾則脆。能瀛甲兄。輸干乙妹。
: 辛金軟弱。温潤而清。畏土之疊。樂水之盈。能扶社稷。能救生霊。熱則喜母。寒則喜丁。
: 壬水通河。能洩金氣。剛中之徳。周流不滞。通根透癸。沖天奔地。化則有情。從則相濟。
: 癸水至弱。達于天津。得龍而運。功化斯神。不愁火土。不論庚辛。合戊見火。化象斯眞。


甲(陽木)

木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができません
「木多金折」

分が多過ぎれば根が腐り「水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」してしまいます。

湿った木材は火となることができず有用とはなりません。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります「木火通明」



乙(陰木)

甲は陽の巨木ですが、乙は果実を結ぶ樹木や草花、藤かづらのように巨木に絡むことによって身の安全を得ることができます「籐蘿繋甲」

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。

また火は良く土を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、適度の水分適度の抑制が必要です。

丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します
「木火通明」

丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、湿土(丑・辰)に強固な根を張りますし、適度の水分があれば燥土(未・戌)にも良く根を張りますから、丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、人生の基盤がしっかりしています



丙(陽)

寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします
「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります
「土多晦光」

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となり、丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは
・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。



丁(陰)

甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします「鍛金成器」

甲があると丁は、衰えることなく、内性照融つまり中庸を保ち文明・芸術の象があります。


戊(陽)

樹木は土壌に培養され、炉土は火勢を保ち、金属は土中で保護され、水流は堤防土により制御されます。

湿土は万物を発生させ
「湿土万生」燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」重要な働きがあります。

戊の基本的性質は、中正の徳がありますが誇り高く頑固で剛勇です。



己(陰)

草木を培養し五穀を発育させることができます。湿土は金を潤し、光彩を生じ「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

過度に過ぎると
「土多金埋」「金多土変」「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

己の基本的性質は、公正中庸であり、偏った考え方をしません。

湿土は水気・火気も良く吸収して保有します。

保蔵することに特性がありますから、極度の貧困にはなりません。



庚(陽)

は庚の剛健性を制御して柔和にしますが、成器とすることはできません。

丁の火により鍛錬されてはじめて鋭い刃物として有用になります
「鍛金成器」

刃物は水で洗うことで「金白清」となり、切れ味は益々良好で有用となります。

水が多すぎると水の底に沈んで役に立つことができません
多金沈」

土気が多いと「土多埋金」となります。

また水が冷たくなり過ぎると
「金寒冷」となり、庚の鋭さや切れ味が発揮できません。

水による制御が良好ですと、清秀となり能力を発揮します。

壬が庚の鋭利さを引き出せば、温和で有能な人になります。



辛(陰)

壬(水)で洗われることを喜び、「金水清麗」となり「聡明多智」になります。

水が多過ぎると
「水多金沈」となり能力を発揮することができません。

また冬の冷水ですと
「金寒水冷」となり世にでることができません。

この場合は、
寒冷氷結を解く丁の暖気が調候となり能力を発揮できます(丙の火の暖気は最適とはいえません)。

金銀は土中に保護されるのですが、土が厚過ぎると過保護「土多埋金」となり、世にでることができません。



壬(陽)

火に従うと水蒸気となり天に昇ります、のち慈雨となり万物を養います。

丙火はその光を壬水に映えさせる
「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮できます。

己土の配合が悪いと水が濁り「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

不足すると田畑が乾燥して草木を損ないますから、物事が順調に進まなくなり
焦燥感が強まります。

水勢が強力な場合は、土気で阻止すると激突して波瀾が生じますから、木気で漏気するほうが良いのです。

壬の基本的性質は、協調性に富みますので、人間社会の調和剤の役割をします。



癸(陰)

強い勢いを持って流れる壬の流水とは対象的に癸は静水で弱水ですから金(庚辛)を十分漏気させて吸収することができません。 

金が多過ぎると水が濁ることになります
「金多濁癸」

癸の基本的性質は、持久性に富み、絶えず努力を続けます。

癸に限らず陰日生まれの女性は従順ですから夫唱婦随の円満な家庭を築きやすいのです。







甲 ・ 乙
伸長性・拡大性・雄壮な気勢(成長、膨張、発展)


甲(陽木)

自然にあてはめると雄壮で大きな樹木・巨木になります。

樹木は温暖な気候のもとで、適度な水分で養育すれば数千年ものあいだ聳え立つ大樹・巨樹となります。 

製材して棟梁の材となれば広壮なる建築物を構成することもできますが、生育できなければ有用な材木となれません。

木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができません
「木多金折」

分が多過ぎれば根が腐り「水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」してしまいます。

乾燥した木材は炉の火となり金属の精錬に使用されますが、湿った木材は火となることができず有用とはなりません。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります「木火通明」

甲の基本的性質は、大樹のように常にスケールの大きい事を考え、天にも届こうとする雄壮な気勢があります。

目標が大き過ぎて、達成感を持てないことが多く伸び悩みすることになり勝ちです。

大樹のように慈悲の心が厚く惻隠にして謙譲で誠実です。

欠点は、執拗でいささか偏屈なところがあり、嫉妬心が強く仁心を欠き思慮に乏しくなります。

正財と干合するために財運は良好の部類に入りますが、利殖や金銭の運用は意外に不得手なところがあります。



乙(陰木)

甲は陽の巨木ですが、乙は果実を結ぶ樹木や草花を表わします。陰性ですので陽性の勢いに従います。

そして、藤かづらのように喬木に絡むことによって身の安全を得ることができます
「籐蘿繋甲」

甲(陽性の木気)のそばにいると、保護されますので不安がなく安泰です。

陽干は剛健ですから、大変強い助けとなります。

果樹は温暖な気候のもとで、適度な水分で生育すれば秋には収穫の果実を得ることができます。

花結んで実となり、実は熟して子実となり子孫を残すことができます。

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。

また火は良く土を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、果実をつけるまで生育できませんから力を発揮するのが難しくなります。

春から夏にかけては適度の水分の下で生育が頂点に達し過剰繁茂しますから、適度の抑制が必要です。

丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します
「木火通明」

丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、湿土(丑・辰)に強固な根を張りますし、適度の水分があれば燥土(未・戌)にも良く根を張りますから、丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、人生の基盤がしっかりしています

大運に
丑・辰・未・戌が巡っても同様です。

自然の樹木生育の原則と同じに考えればよいのです。

乙の基本的性質は、スケールの大きい事を望まず強者に従う傾向があり、堅実で義理固いところがあります。

マネージメントの才能があり人の使い方が上手ですが、周囲や部下のことでひどく気を遣うことがあります。

注意を払うのは良いのですが、神経過敏になりハラハラしないようにすることが大切です。

いろいろな問題をため込んで精神不安定にならないように、適度の気分転換や息抜きをする必要があります。

女性は気心のあう人と結婚することができますが、夫に気を遣う傾向があります。

周囲の人達に気を遣いすぎることから神経が疲労して体調を崩さないように注意が必要です。

本人がこのことを良く自覚して、気を遣い過ぎないようにしない限り体調が好転しません。

誕生日が木気(甲乙)の人や木気が適度な人は、木徳を備えています。

木徳を持つ人は、温和で春風のように和気あいあいとして慈悲の気持ちが強く、慈しみをもっています。

樹木は根を広く大きく張り、根と幹が強固であれば枝葉が繁茂し聳え立ち、果樹には果実がたわわに実るように、性質も
清淑、和厚、言語、風貌とも仁者の風格をあらわします。

木気がある人で木徳が発揮できていない人は、陰陽五行のエネルギーバランスが崩れていますのでバランスを保つような努力が必要です。






丙 ・ 丁
精 神 明 朗・聡 明(情熱、派手、陽気)


丙(陽)

太陽の強烈な猛火です。霜を消し雪を溶かし、寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

しかし、強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします
「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります
「土多晦光」

太陽の光とエネルギーがなければ、万物は生育することができません。

そして、
が万物を養います。

人間の生活は
火の恩恵水の恩沢によらないものはありません。

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となり、丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは
・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。

剛火(丙)は剛金(庚)を制御して、その強暴性を抑え穏やかにします。

丙の基本的な性質は、恐いもの知らずで猛烈なタイプになる傾向があります。

激しさを剥き出しにする場合があり、
猛反発を招きますから注意が必要です。

太陽は光輝燦然と輝きますから、派手で華やかなことを好みます。



丁(陰)

丙は陽火で火勢が強勢ですが、丁の火は陰火で柔火となります。

柔火ですが太陽の火に合えばその光に従います。

丙に従って剛火の形象に変化しますが、謙譲にしてその炎を助けませんので火烈とはなりません。

丁は単独では陰火ですから旺じても猛烈ではありませんが、甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします
「鍛金成器」

甲があると丁は、衰えることなく、内性照融つまり中庸を保ち文明・芸術の象があります。

丁の基本的性質は、媚びる特性を示し同情心に富み聡明で協調性があります。人倫の道を守り、情義に篤い人です。

相当激しい気性ですが、陰の火ですから表面に出すことなく
協調性を示します。丙と同様華やかな事を好みます。

誕生日が火気(丙・丁)の人や火気が適度な人は、火徳が備わっています。

火徳を持つ人は、精神明朗で善事を見ならい反省心に富み、何事にも明快に裁断します。

火は明朗にして曖昧なところはありません。
聡明で文華の徳が備わります。そして剛健・果断の気風を持ちます。






戊 ・ 己
不 動 の 信 念 の 人(誠実、持続、忍耐)


戊(陽)

戊は山の岩石、陸地、堤防です。 水の奔流を防ぎ、樹木を培養します。

すなわち、
樹木は土壌に培養され、炉土は火勢を保ち、金属は土中で保護され、水流は堤防土により制御されます。

このように、いかなるものも土に頼ります。

土気は
木気(春)火気(夏)金気(秋)水気(冬)の中間にあり(土用)四季の循環を補います。

湿土は万物を発生させ「湿土万生」、燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」重要な働きがあります

戊の基本的性質は、中正の徳がありますが誇り高く頑固で剛勇です。

人に媚びへつらうことなく屈することがないので、
協調性を欠き偏屈になる傾向があります。

こうした性質が、
不動の信念の人と評価される場合もあります。



己(陰)

己は低地の土・田園田畑の湿土ですから、草木を培養し五穀を発育させることができます。

草木・果樹は、湿土に養われるが故に木が旺盛でも恐れません。

また湿土は金を潤し、光彩を生じ
「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

保水力があり、水分を吸収しますので旺水も恐れません。己土は水を吸収して蓄蔵することができます。

しかし、過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

過度に過ぎると
「土多金埋」「金多土変」「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

己の基本的性質は、公正中庸であり、偏った考え方をしません。公正中庸の君子ですから、非道なことはできません。

湿土は水気・火気も良く吸収して保有しますから、
保蔵することに特性があります。

極度の貧困にはなりません。

誕生日が己の人はかなり多いようです。

この人は公正中庸な考え方をしますから、世論が公正に保たれることになり人間社会を円滑にする大切な人達です。

誕生日が土気(戊・己)の人や土気が適度な人は、土徳が備わっています。

土徳を持つ人は、万物が土から生まれて土に帰る、全てをはぐくみ保有し安住させる信頼できる慈母のような作用があります。

中和純一にして偏ることがありません。

誠実にして穏順、邪心の意なく、何事にも中庸を尊びます。

信仰心・信義に篤く、
至誠堅実の気風を持ちます。

約束事を守り責任感に厚く年配者を尊重します。






庚 ・ 辛
剛 健 強 剛・温 和 清 秀(形 成 結 実・結 晶 収 縮)


庚(陽)

秋気の陽である庚は、落葉が示すように強い粛殺の力を持ちます。

鋭利な刃物として、樹木を伐採して用材となし家屋の築造をすることができます。

五穀百果は秋に落葉結実、成熟します。すなわち、結実は節であり終結・決着です。

は庚の剛健性を制御して柔和にしますが、成器とすることはできません。

丁の火により鍛錬されてはじめて鋭い刃物として有用になります
「鍛金成器」

しかし、火力が強すぎると溶けて役に立てません。

刃物は水で洗うことで「金白清」となり、切れ味は益々良好で有用となります。

水が多すぎると水の底に沈んで役に立つことができません
多金沈」

土気が多いと「土多埋金」となります。

また水が冷たくなり過ぎると
「金寒冷」となり、庚の鋭さや切れ味が発揮できません。

庚・辛は五行のバランスをとるのが難しいところがあります。

庚の基本的性質は、剛健・強剛で専制的になり積極的に過ぎ、鋭さにより人を傷つけやすい傾向があります。

鋭峰をむき出しにすると殺伐となりやすいので注意が必要です。

気があると金は漏気され清純になり、協調性も出ます。

水による制御が良好ですと、清秀となり能力を発揮します。

壬が庚の鋭利さを出せば、温和で有能な人になります。

が庚の強剛性を抑え鍛錬するのも良いのですが、から陰陽配偶の鍛錬を受けるほうが一層良くなります。

庚の剛健の素質を損なわずに、鋭峰の質が一層良化します。



辛(陰)

庚の剛金・粛殺とは全てが対照的です。

辛は温和で清秀です。辛は
金銀珠玉であり、火による鍛錬を必要としません。

壬(水)で洗われることを喜び、「金水清麗」となり「聡明多智」になります。

こういう命式の人は悠々たる生涯を楽しむことができます。 

しかし、水が多過ぎると
「水多金沈」となり能力を発揮することができません。

また冬の冷水ですと
「金寒水冷」となり世にでることができません。

この場合は、
寒冷氷結を解く丁の暖気が調候となり能力を発揮できます(丙の火の暖気は最適とはいえません)。

金銀は土中に保護されるのですが、土が厚過ぎると過保護「土多埋金」となり、世にでることができません。

辛の基本的性質は、温和清秀です。

庚のような
剛毅・殺伐なところはありません。

誕生日が金気(庚・辛)の人や金気が適度な人は、金徳が備わっています。

金徳を持つ人は、謹厳にして志操を守り、節制を尊び華美に流れず、威あり猛からず。礼節を重んじ、義侠に長ずる。

自己を守ると同時に外敵を防ぎ不正を懲らします。

しかも外敵に災いされない特徴を有します。
剛健・果敢・武士道的気風を持ちます。






壬 ・ 癸
知 慮 深 遠・細 心 緻 密(浸透、冷静、思索)


壬(陽)

壬は、威大なる水勢であり巨大な力を秘め、百川を成し流通して止まることはありません。

水は天にも昇れば地中深くにも達し、いかなる形象にも従います。

火に従うと水蒸気となり天に昇ります、のち慈雨となり万物を養います。

丙火はその光を壬水に映えさせる
「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮できます。

水は土に従うことで秩序正しく流れ、堅実順調な人生となりますが、己土の配合が悪いと水が濁り「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

不足すると田畑が乾燥して草木を損ないますから、物事が順調に進まなくなり
焦燥感が強まります。

水勢が強力な場合は、土気で阻止すると激突して波瀾が生じますから、木気で漏気するほうが良いのです。

壬の基本的性質は、協調性に富みますので、人間社会の調和剤の役割をします。

壬は西方
粛殺の金気を漏気することができるので、これが人間の特質として表れると協調性となります。

聡明で温厚ですから人間関係の潤滑油として最適です。

壬は剛毅中正の徳を具有しており、また「壬水は周流して滞らず」として、行動に渋滞がなく、敏捷です。

仕事を速く適切にこなしますから忙しい時に手伝ってもらうと助かります。



癸(陰)

癸は雨露、霜雪また池沼沢地であり、静かにして流水であっても細流の水です。

強い勢いを持って流れる壬の流水とは対象的に癸は静水で弱水ですから金(庚辛)を十分漏気させて吸収することができません。 

金が多過ぎると水が濁ることになります
「金多濁癸」

これは溶液が固体を溶解する場合、飽和点に達すると溶解不可能になり溶液が濁ってくるのと同様な現象です。

癸の基本的性質は、持久性に富み、絶えず努力を続けます。

消極的、従順追従型、慎重派で、臆病なほど慎重なところがあります。 

癸に限らず陰日生まれの女性は従順ですから夫唱婦随の円満な家庭を築きやすいのです。 

虚勢を張らずに、本質に徹すると物事がうまく進みます。 

壬と比較すれば、癸の非常な慎重さに比べて、壬は大胆で行動的です。

癸はマネジメントの才能がありますから、管理者としては適任の場合が多いです。

誕生日が水気(壬・癸)の人や、水気が適度な人は水徳が備わっています。

水徳を持つ人は、知慮深遠にして細心緻密で聡明です、淀みなく留まることがなく常に動く性質を持ちます。

弁舌活発にして、悪意なく曲直自在の才能を示します。

智謀・画策・技術面に優れます。水徳を発揮できるように水がバランス良く流通することが大切です。





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