食 神・傷 官
外 部 に 発 揮 さ れ る 才 能 ・ 自 己 表 現 力


何も無いところから事業を新しく創り出した創業者には、驚くべき情熱と比類ない努力が見られます。 

それも強烈な情熱であり、普通の人の何倍という努力と強烈な情熱です。

これだけの努力と情熱がなければ、新しい事業を創り出し発展・継続することはできません。

このような尋常でない強烈なパワーば、どのようして生ずるのでしょうか?

対照的に、体力や気力が少ないため病弱で、入退院を繰り返し、病気の治療をしなければならない人もいます。

体力、能力、才能、情熱、努力、栄枯盛衰、寿命等々の個人差は何故に生ずるのでしょう。


比 肩・劫 財
独 立・競 争
食 神・傷 官
表 現・ 寿 命
偏 財・正 財
金 運・財 運
偏官・正 官
名 声 ・ 病気
偏 印・印 綬
学 習・頭 脳

甲・乙 
伸 長 性・発 展 性
丙・丁 
光 熱 性・芸 術 性
戊・己 
固 定 性・安 定 性
庚・辛 
結 実 性・形 成 性
壬・癸 
冷 却 性・流 通 性




食神格・傷官格

表現力を示し、外部に発揮される才能を示します。

良好な食神は飲食を好み、長者の風格があります。 

傷官は正官(通常の勤務、統制、規律、組織)を傷つけるため、組織内の仕事には適性が少ないので、自由業に適します。



食神格

性格

良好な食神格は悠々たる風格の特徴があります。

自然の魅力があり、人間関係が良く幸運に恵まれ福禄があります。

食神格に財があるのは、大富の命になります。

食神と財は車の両輪ですから金銭と縁が深いのです。

食神が適度の場合は、度量が広く和気に満ち豊満な体格で福寿に恵まれます。

食神格には財が必要不可欠で、財を欠く食神は福運も人間性にも問題がある場合があります。

また
正財は食神格の必須条件です。

財のない食神格は財運になっても大きく発展することができません。

食神格は食神や財の良い面が発揮できるために、日干が強いことが絶対条件で最も重要なポイントです

日干が弱い場合は食神の好運に便乗することができないのです。

日干の漏気がひどいと
刻苦精励の気迫を失います。

食神大過は財を生ずることに熱中するため、利己的で吝嗇になります。

食傷混雑の場合は理屈っぽくなります。

食神格に偏官があると、偏官の凶暴を制御するので好命となります。

食神が第一の福星であり寿星と言われるのは、日干を剋する偏官を制御するからです。

偏官は日干を強烈に剋しますから、食神が偏官の力を制御することで偏官の良好な作用を引き出して、大発展する場合があります。

この場合日干が強いことが絶対の条件になります。

職業

良好な食神は、事業経営にも会社官庁でも成功することができます。

年・月に比肩・劫財が多い場合は、財を剋しますから父祖の業を継承しがたく、たとえ継承してもそれを守りきることは難しい傾向があります。                                                    



傷官格

性格

自己を発露しますので、自分の持てる秀気が発揮されます。

良好な傷官は大発展する場合があります。 

秘密性がなく一般に聡明ですが、身旺は賢明、身弱は愚鈍と
日干の強弱により賢愚の差が考えられます。

身旺は内部が充実しているから、賢明さを外に発露することができるのです。

一般的に自分が損して人を益する傾向があります。

虚栄心が強く、束縛されるのを嫌います(正官を嫌うからで正官があればこの傾向が一層強くなる傾向があります)。

才能もありますから、自由業に向いています。

印綬の制御があれば、反骨精神が大いに緩和されますが、比肩・劫財が多いと反骨する気持ちが一層強くなります。

親切で同情心に富みますが、あとで恩着せがましい言動をする場合があるので、親切がかえって逆効果になることがあります。

気位が高く特に
傷官、木傷官は、自分を高く評価し他人を蔑視する傾向がありますから注意が必要です。


傷官喜正官

聡明豪放で自負心が強く、華やかなタイプの美男美女になります。

財があると富命、財なければ貧命。

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。

また火は良く
を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、果実をつけるまで生育できませんから力を発揮するのが難しくなります。

春から夏にかけては適度の水分の下で生育が頂点に達し過剰繁茂しますから、適度の抑制が必要です。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります


丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します「木火通明」

日干は正官(金)の研削により有用の材木となります。

木気が強過ぎると、強固な木となり金(刃物)が欠けてしまい製材することができません「木多金折」

庚金は傷官
(火)の鍛錬で鍛えられ有用な金属になります。故に命運ともに正官を喜び歓迎します。


傷官忌正官

傷官が旺盛で正官・偏官がないのを、
傷官傷尽と称し大発展します。

の正官はの傷官による剋を怖れます。

過度に過ぎると「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります「土多晦光」

による浸蝕を嫌います。

互いに益するところがありませんから、正官を嫌い歓迎しません。

人間の生活は火の恩恵水の恩沢によらないものはありません。

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となります。

丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

丙火はその光を壬水に映えさせる「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮することができます。

適度のと適度ので、過度の・暖・湿・燥」にならないこと、のバランスが大切な要素です。


傷官忌正官

日干
の正官からの破砕を怖れます。

の傷官は木の正官から益するものがありません。

正官・偏官があれば傷官傷尽の大発展にはなりません。

したがって正官・偏官を嫌い歓迎しません。

しかし、
水財があるのを喜びます、水財があれば好命になります。

湿土は金を潤し、光彩を生じ「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

己土の配合が悪いと水が濁り
「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

過度に過ぎると「土多金埋」「金多土変」等の状態が象徴する異変を生じます。

湿土は万物を発生させ
「湿土万生」燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」となる重要な働きがあります

己土は水を吸収して蓄蔵することができます。

保水力があり、水分を吸収しますので旺水も恐れません。

しかし、過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

湿土は水気・火気も良く吸収して保有します。 

保蔵することに特性がありますから、極度の貧困にはなりません。


傷官喜正官

賢明清秀な美男美女タイプです。

孔子がこの金水傷官であったといわれる有名な格です。

日干の金が強い
水の傷官にあうと、「水多金沈」となり能力が発揮できません。

がない場合は「金寒水冷」となり力が発揮できません。

したがって命運とも
正官(火)を大歓迎します。

太陽の強烈な猛火は、霜を消し雪を溶かし寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

金水傷官は正官(
丙または丁)を怖れず、正官を見れば富命になります。

丁は単独では陰火ですから旺じても猛烈ではありませんが、甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします「鍛金成器」

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。


木傷官喜正官

生月は青年期ですから、青年期に
に流されて漂白する憂い水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」を示します。

すなわち災難に遭いやすい傾向があります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

特に青年期に
北方水運に巡ったり傷官運になる場合は注意が必要です。 

日干が
ですから聡明ですが、自負心が強すぎる傾向があります。

日干
が強すぎると木傷官が流される恐れがありますから旺水を防ぐ正官(土)が必要です。

したがって命運ともに正官を歓迎します。


家族関係

年に傷官は父母、月に傷官は兄弟姉妹、日に傷官は配偶者、時に傷官は子供に良くない影響が見られます。

傷官は干合と印綬の制御を喜びますから、慎重な検討が必要です。

男命に傷官が多いと官の子供を傷つけるので子供に恵まれませんが、財があれば接続になり官を生ずるので子供に恵まれます。

「傷官に財あれば子あり、財なきは子死す」と言います。

傷官の旺盛な女命は正官の夫を剋します。

財印旺盛は
印綬が傷官を制御して、財が正官を生ずるので、夫は発展し子供は優秀です。

印過多は子供縁が薄い傾向があります。

生日地支に強い傷官を持つ女性は、結婚生活にトラブルが多い可能性を示します。

ただし、干合や印綬があるか、干合や印綬運に巡る場合は幸福です。

職業

技術、芸術、産業ですから、自由業に適し、財のある場合は事業の経営にも適します。

文章、弁舌の方面にも適します。

大身旺で傷官過多は芸術、宗教に適します。

財印両方ある人は会社官庁の勤め人としても発達します。



通変(以下10の名称)は、10干相互の関係(相生、相剋、比和)をわかりやすく示した符号です。

比肩・劫財 意志強固で独立独行、負けず嫌いで自尊心が強いタイプです。

食神・傷官 
自己表現力、外部に発揮される豊富な才能を示します。

正財・偏財 
財を運用する実業に才能を発揮、聡明・誠実・実直な節約家.。財運状態を示します。

正官・偏官 
社会的地位と名声・名誉、積極的で行動的タイプです。偏官の状態は健康問題に大きな関係があります。

印綬・偏印 
学習能力が高く学業優秀、独創的タイプです。


格局

命式を共通的要素により大きく分類する方法です。

しかし、この分類方法が古来多数生み出され
200以上の格局があるため複雑で難解な感があります。

四柱推命の基本的な考え方は、生月地支(季節)の蔵干分野が示す通変が、その人の特性を示す重要な役割を果たすということです。

これは生月により、
太陽エネルギーの状態が変化するためです。

これに基づいて、月支通変で定める10格だけに限定します。 

格の取法は、生月の分野(余気、中気、本気)により定めるのが、四柱推命を理論的に考える基本です(四柱推命の秘密 歌丸光四郎・栗原晶子著 こう書房刊)。

格局の名称それ自体に吉凶はないのですから、四柱推命の核心を理解するには、基本10格で良いと考えます。

比肩格、劫財格、食神格、傷官格、正財格、偏財格、正官格、偏官格、印綬格、偏印格の基本10格す(従格、化格、一行得気格、両神成象格、建禄格、陽刃格、月劫格を考慮する)。 

四柱推命は、太陽と地球の相関関係による自然学ですから一貫した原理原則に基づいて考察できるものです。

複雑な表現は、それなりの意味はあると思いますが、本質を外れ混乱に導くだけで無意味と考えられます。



相生の関係 全てが好ましい関係と考えられます



を生ずる。を生ずる。を生ずる。を生ずる

比和の関係 同じ五行の関係であり、可もなく不可もない関係です。


相剋の関係 相生と違い陰陽を厳密に区別しなければなりません。



を剋する。を剋する。を剋する。を剋する。



陰陽不配偶の剋

陽が陽を剋する。陰が陰を剋する。陰陽不配偶の剋といわれる苛烈な剋です。

激しい作用となる場合があるので、慎重な検討が必要です。


陰陽配偶の剋

陽が陰を剋すると陰が陽を剋するの関係は、陰陽配偶の剋といわれます。

本当の剋ではなく
好ましい刺激となります。

陰陽配偶の剋は悪い意味がなく、良い意味になります。





干支の算出

生年月日時干支の算出は、下記の干支カレンダーをクリックして下さい。
西暦年を入力して1ヶ月を選択、計算をクリックして下さい。
必ず節入り適用にチェックを入れて下さい。
歴月適用では正しい結果になりません、
月初から月末までの干支表が得られます。

カシオ計算機株式会社の、生活や実務に役立つ計算サイトです。
あらゆる分野の計算に正確な計算結果が得られます。
(C) 2013 CASIO COMPUTER CO., LTD.)


生年月日の干支を得た後は、下記の図から時間の干支を得て下さい。
現代の日付け変更は24:00ですが、この図は23:00から翌日になっています。

23:00-
0:59
1:00-
2:59
3:00-
4:59
5:00-
6:59
7:00-
8:59
9:00-
10:59
11:00-
12:59
13:00-
14:59
15:00-
16:59
17:00-
18:59
19:00-
20:59
21:00-
22:59
の日 の日 の日 の日 の日
誕生
時間


日本の時間の標準時は東経135度の子午線です。
独立行政法人情報通信研究機構は、日本標準時を決定・維持しています。
経度が1度違うと時間にして4分の違いとなります。


日本での夏時間(Summer Time)使用期間(4年間)です。
1948年(昭和23年)
5月1日12:00pm → 5月2日 1:00am
9月11日12:00pm → 9月11日11:00pm

1949年(昭和24年)
4月 2日12:00pm → 4月3日1:00am
9月11日12:00pm → 9月11日11:00pm

1950年(昭和25年)
5月6日12:00pm → 5月7日1:00am
9月9日12:00pm → 9月9日11:00pm

1951年(昭和26年)
5月 5日12:00pm → 5月6日1:00am
9月8日12:00pm → 9月8日11:00pm




小山内彰氏は、偶然と必然を科学する「四柱推命学入門」等の著書で、四柱推命の誤解を正しておられます。研究者には必読書籍です。

小山内彰氏のフリーソフト・四柱八字・大運計算自動プロクラム

このソフトを使用すれば、面倒な作業はすべて自動的に処理されますので、,標準時と出生地さえわかっていれば、否が応でも正確な四柱八字を出すことができます。
四柱推命の専門家だけではなく、これから四柱推命を学ぼうと考えてられる方にも、大変便利なツールになるものと思われます。

ネット上の同類のソフト、また市販のソフトにおいて、出生地の時差、均時差、さらに旺相死囚休等々まで表示可能なものはないようです。
したがって、このソフトは、日本の四柱推命の標準の暦としての役割を果たすとともに、正確な四柱八字に基づく四柱推命の発展に多少なりとも寄与することができるのではないかと期待しています。(小山内彰氏)

四柱推命の研究で、正確な四柱八字は基本中の基本です。
大運も出ますから、最終検証に最適です。


偶然と必然を科学する四柱推命学入門





日干
(自分自身)

日支(配 偶 者)

年柱(先祖・両親との関係・初年期の状況)

月柱(兄弟姉妹・友人との関係・青年期の状況)

日柱(自分自身の活力・壮年期の状況)

時柱(子供・子孫との関係・晩年期の状況)

生時
生日
生月
生年
子供・子孫
自 分
兄弟・友人
先祖・親
時( 干)
日(干)
自 分 自 身
月(干)
年(干)
時(支)
日(支)
配 偶 者
月(支)
太陽エネルギー

年(支)
蔵 干
(余・中・本気)
蔵 干
(余・中・本気
蔵 干
(余・中・本気)
蔵 干
(余・中・本気)
晩 年 期
成 年 期
青 年 期
初 年 期
日干
自分自身
自分の活力
日支
配 偶 者
配偶者の状況
年柱
先祖・両親との関係
初年期の状況
月柱
兄弟姉妹・友人との関係
青年期の状況
日柱
自分自身の活力
壮年期の状況
時柱
子供・子孫との関係
晩年期の状況



日常の生活では、誕生時間を重視することはありませんから、時間まで良く知っている人は少ないので「年・月・日」の三柱で判断をする場合がありますが、これでは正しい判断ができないのです。

必ず「母子手帳」等で
正確な生年・生月・生日・生時と誕生地(東経・緯度)を確認する必要があります。




日干と各干の関係から比肩、劫財、食神、傷官、正財、偏財、正官、偏官、印綬、偏印の10の名称が導き出されます。

通変(10の名称)日干の強弱によりその吉凶が大きく違ってきます。 

単に良い意味、悪い意味だけではありません。 

生月は、太陽エネルギーの状態と日干の強弱を示唆する重要なポイントです。

生月地支(季節)の蔵干分野が示す通変が、その人の基本的特徴を示します。

日 干(自 分 自 身)の 強 弱 寒・暖・湿・(季 節)、10 干 の 特 質、陰 陽 五行の バ ラ ン スが重要なポイントになります。

10干の相互関係や「
寒・暖・湿・燥」の状態により意味するところが変わってきますから、注意深い考察が必要です。

地支の12支には季節や節入りの深浅により、10干が「蔵干」として含まれています。


通変名だけで吉凶を判断すると
正反対の意味になることがありますから注意が必要です。

天干と蔵干の全ての干の関係を注意深く考察する必要があります。

通変名に
星の名前を付ける場合がありますが、天体の星とは全く関係ありません。

通変は五行関係の別名に過ぎませんから、通変の名前にはこだわらないことです。

五行のバランスが取れることが重要なのです。




1 0 干 の 相 互 関 係



: 甲木参天。脱胎要火。春不容金。秋不容土。火熾乗龍。水蕩騎虎。地潤天和。植立千古。
: 乙木雌柔。削羊解牛。懐丁抱丙。跨鳳乗猴。虚濕之地。騎馬亦憂。藤蘿繋甲。可春可秋。
: 丙火猛烈。欺霜侮雪。能鍛庚金。逢辛反怯。土衆成慈。水猖顯節。虎馬犬郷。甲來焚滅。
: 丁火柔中。内性昭融。抱乙而孝。合壬而忠。旺而不烈。衰而不窺。如有嫡母。可秋可冬。
: 戊土固重。既中且正。静翕動闢。萬物司命。水潤物生。火燥物病。若在艮坤。怕沖宜静。
: 己土卑濕。中正蓄藏。不愁木盛。不畏水狂。火少火晦。金多金光。若要物旺。宜助宜幇。
: 庚金帯殺。剛健爲最。得水而清。得火而鋭。土潤則生。土乾則脆。能瀛甲兄。輸干乙妹。
: 辛金軟弱。温潤而清。畏土之疊。樂水之盈。能扶社稷。能救生霊。熱則喜母。寒則喜丁。
: 壬水通河。能洩金氣。剛中之徳。周流不滞。通根透癸。沖天奔地。化則有情。從則相濟。
: 癸水至弱。達于天津。得龍而運。功化斯神。不愁火土。不論庚辛。合戊見火。化象斯眞。


甲(陽木)

木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができません
「木多金折」

分が多過ぎれば根が腐り「水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」してしまいます。

湿った木材は火となることができず有用とはなりません。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります「木火通明」



乙(陰木)

甲は陽の巨木ですが、乙は果実を結ぶ樹木や草花、藤かづらのように巨木に絡むことによって身の安全を得ることができます「籐蘿繋甲」

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。また火は良く土を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、適度の水分適度の抑制が必要です。丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します「木火通明」

丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、湿土(丑・辰)に強固な根を張りますし、適度の水分があれば燥土(未・戌)にも良く根を張りますから、丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、人生の基盤がしっかりしています



丙(陽)

寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします
「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります
「土多晦光」

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となり、丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは
・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。



丁(陰)

甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします「鍛金成器」

甲があると丁は、衰えることなく、内性照融つまり中庸を保ち文明・芸術の象があります。



戊(陽)

樹木は土壌に培養され、炉土は火勢を保ち、金属は土中で保護され、水流は堤防土により制御されます。

湿土は万物を発生させ
「湿土万生」燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」重要な働きがあります。

戊の基本的性質は、中正の徳がありますが誇り高く頑固で剛勇です。



己(陰)

草木を培養し五穀を発育させることができます。湿土は金を潤し、光彩を生じ「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

過度に過ぎると
「土多金埋」「金多土変」「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

己の基本的性質は、公正中庸であり、偏った考え方をしません。湿土は水気・火気も良く吸収して保有しますから、保蔵することに特性がありますから、極度の貧困にはなりません。



庚(陽)

は庚の剛健性を制御して柔和にしますが、成器とすることはできません。丁の火により鍛錬されてはじめて鋭い刃物として有用になります「鍛金成器」

刃物は水で洗うことで「金白清」となり、切れ味は益々良好で有用となります。

水が多すぎると水の底に沈んで役に立つことができません
多金沈」

土気が多いと「土多埋金」となります。

また水が冷たくなり過ぎると
「金寒冷」となり、庚の鋭さや切れ味が発揮できません。

水による制御が良好ですと、清秀となり能力を発揮します。壬が庚の鋭利さを出せば、温和で有能な人になります。



辛(陰)

壬(水)で洗われることを喜び、「金水清麗」となり「聡明多智」になります。

水が多過ぎると
「水多金沈」となり能力を発揮することができません。

また冬の冷水ですと
「金寒水冷」となり世にでることができません。

この場合は、
寒冷氷結を解く丁の暖気が調候となり能力を発揮できます(丙の火の暖気は最適とはいえません)。

金銀は土中に保護されるのですが、土が厚過ぎると過保護「土多埋金」となり、世にでることができません。



壬(陽)

火に従うと水蒸気となり天に昇ります、のち慈雨となり万物を養います。

丙火はその光を壬水に映えさせる
「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮できます。

己土の配合が悪いと水が濁り「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

不足すると田畑が乾燥して草木を損ないますから、物事が順調に進まなくなり
焦燥感が強まります。

水勢が強力な場合は、土気で阻止すると激突して波瀾が生じますから、木気で漏気するほうが良いのです。

壬の基本的性質は、協調性に富みますので、人間社会の調和剤の役割をします。



癸(陰)

強い勢いを持って流れる壬の流水とは対象的に癸は静水で弱水ですから金(庚辛)を十分漏気させて吸収することができません。 金が多過ぎると水が濁ることになります「金多濁癸」

癸の基本的性質は、持久性に富み、絶えず努力を続けます。

癸に限らず陰日生まれの女性は従順ですから夫唱婦随の円満な家庭を築きやすいのです。


子( 孳) 草木が内部で活動を開始する時-12月-大雪-太陽黄経255度
丑 () 草木の根が土中で紐のごとくなり発芽を待っている時-1月-小寒- 太陽黄経285度
( 演) 草木の芽が地上に伸び出る発芽の時-2月-立春-太陽黄経315度
卯(卯) 草木の芽が萌出て伸長を始める時-3月-啓蟄-太陽黄経345度
辰(震) 草木が盛んに伸長、万物震起の時-4月-清明-太陽黄経15度
巳(巳) 草木が伸長を極めた、陽気の極の時-5月-立夏-太陽黄経45度
午(忤) 草木の勢いが陽の極から陰の気に変わる分岐の時-6月-芒種-太陽黄経75度
未(味) 草木は繁茂し、果実は滋味が加わる時-7月-小暑-太陽黄経105度
申(伸) 草木が完全に成長、種子の成長に伸起を要する時-8月-立秋-太陽黄経135度
酉() 草木の完熟果実を収穫し、熟成・醸造の時-9月-白露-太陽黄経165度
戌(滅) 草木が収穫を終わり、刈り取られる時-10月-寒露-太陽黄経195度
亥(核) 草木が活動を停止し、種子が土中に包蔵される時-11月-立冬-太陽黄経225度



十干の特質と相互関係

10干とは、甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸です。

生年・生月・生日・生時の天干に「甲・乙丙・丁戊・己庚・辛壬・癸」の「干」が示されます。

地支に「干」が「蔵干」として隠れ
(余気・中気・本気)の違いにより「干」が示されます

「年・月・日・時」の四柱に示される天干と蔵干の相互関係から、誕生時における「
」の季節と「湿」の状態が示されます。

「季節」と「
」と「」による「」や「多・寡」によるバランス及び「十干の特徴」とその「相互関係」を注意深く考察することが大切です。



甲・乙 伸長性・拡大性(成長、膨張、発展等)(寅・卯)春 木気

陽の木は
で強い木気であり、力強く伸びる巨大な樹木を表します。

陰の木は
で弱い木気であり、果樹・草花を表します。

木々の新芽が萌え出ずる時であり、伸張作用を示します。



丙・丁 光熱性・炎上性(情熱、派手、陽気等)(巳・午)夏 火気

陽の火で強い火気であり、太陽の強い光・強力な光熱を表します。

陰の火で弱い火気であり、焚き火や炉の火等の光を表します。

太陽の光と熱が強くなり、万物を育成する時です。強すぎると旱魃の害があります。



庚・辛 結晶性・形成性(結実、宝石、収穫等)(申・酉)秋 金気

陽の金で強い金気であり、鋭利な刃物、金属等を表します。

陰の金で弱い金気であり、鉱石、宝石、結晶物を表します。

結実収穫の時であると同時に落葉の時です。



壬・癸 冷却性・流動性(浸透、冷静、思索等)(亥・子) 水気

陽の水で強い水気であり、大湖の水、大水等を表します。

陰の水で弱い水気であり、雨露、少量の水等を表します。

春の活動に備えて静かに熟考・計画する時です。

水分はすべての生命体に浸透している重要な要素ですが、暖気が不足すると凍結してしまいます。

強すぎると、洪水のような水害になります。



戊・己 固定性・接合性(持続、安定、忍耐等)(辰・未・戌・丑)中 土気

陽の土で硬く強い土気であり、山、岩石等を表します。

陰の土で柔らかく弱い土気であり、田畑の土・湿土等を表します。

の、各季節の間には中気と呼ばれる接続の土気があります。

適度の水分を含んだ土は、植物を育む需要な働きがあります。

大きな山のような強度の土は安定して不動です。




60干支10干・12の組合せ)

太陽と地球の位置関係から示される太陽エネルギーの違いを10で表現します。

春・夏・秋・の四季は、地球の南北軸が公転面に対して23.5度傾斜していることから生じます

太陽黄経30度毎に、毎月地球が受ける太陽エネルギーの変化を12で表現しています。

10干と12を組み合わせたものが60干支と呼ばれています。

暦の起算は冬至から行われ、天体観測から冬至の日時を定めました。

遠く往古にさかのぼり甲子朔夜半冬至になる年代を決定し、上元としたのです。

三統暦(漢の太初元年(
BC104年)に太初暦ができ、後に増補されて三統暦となりました。

これは非常に遠い過去を理想的暦元として三統上元と呼ばれました。

それは太初元年より
143127年さかのぼった年と言われています。

太初元年は、その前年に
11月朔夜半冬至がありました。

これを暦元とすることができたのです。

紀元前
2697年黄帝建国を「時」とされたと言われています。

以後変更されることなく現在まで続いているのです。

から癸亥まで、最小公倍数の60の組み合わせがあり循環しています。

60歳になると還暦というのは、この組み合わせが一巡することから還暦と呼ばれているのです。

年は60干支の循環、月は5年で60干支が一巡しますが、各月の変化は12だけです。

年月の組み合わせは
60x12720種類、日と時間の組み合わせも60x12720種類、したがって年月日時の組み合わせ総数は720x72051,840種類になります。



歳差による星の位置変化

地球の自転軸は、約25800年の周期でもって地球の公転面に垂直な軸のまわりに歳差運動をします。

地球の自転軸が、黄道極軸(地球の公転面に垂直な軸)や白道極軸(月の公転面に垂直な軸)に対して傾斜している。
地球の形が完全な球形ではなくて、赤道部分が膨らんだ(力学的扁平)形状である。
月及び太陽の引力が地球の自転軸を公転面に垂直な方向に向けようとするトルクを生じる事によるものです。







太 陽 系 天 体 の 象 意
ASTROLOGY
SOLAR SYSTEM


自 然 の 循 環 
四 柱 推 命

SYNCHRONATURE