蔵 干(地 支 の 中 に 含 ま れ る 天 干)
地球が受ける太陽エネルギーの変化


比 肩・劫 財
独 立・競 争
食 神・傷 官
表 現・ 寿 命
偏 財・正 財
金 運・財 運
偏官・正 官
名 声 ・ 病気
偏 印・印 綬
学 習・頭 脳

甲・乙 
伸 長 性・発 展 性
丙・丁 
光 熱 性・芸 術 性
戊・己 
固 定 性・安 定 性
庚・辛 
結 実 性・形 成 性
壬・癸 
冷 却 性・流 通 性

蔵 干
12支の中の干
通 変・格 局
基 本 的 特 徴





年 の 蔵 干
寅年
卯年
辰年
巳年
午年
未年
申年
酉年
戌年
亥年
子年
丑年
3月末まで
5月末
5月18日
3月末
5月末
5月18日
3月末
5月末
5月末日
5月18日
3月末
5月末
5月18日
7月18日まで
 .
6月24日
7月18日
8月18日
6月24日
7月6日
.
6月24日
7月18日
.
6月24日

月 の 蔵 干(節 入 り 後)
寅月
卯月
辰月
巳月
午月
未月
申月
酉月
戌月
亥月
子月
丑月
5日まで
10
9
5
10
9
5 10
10
9
5
10
9
14日まで
. 
12
14
20
12
14
.
12
14
.
12

日 の 蔵 干
寅日
卯日
辰日
巳日
午日
未日
申日
酉日
戌日
亥日
子日
丑日
4時まで
8
7:12
4
8
7:12
2 4
8
7:12
4
8
7:12
11:12まで
. 
9:36
11:12
16
9:36
11:12
.
9:36
11:12
.
9:36

時 間 の 蔵 干(刻 入 り 後)
寅時
卯時
辰時
巳時
午時
未時
申時
酉時
戌時
亥時
子時
丑時
20分まで
40
36
20
40
36
12 20
40
36
20
40
36
56分まで
. 
48
56
80
48
56
.
48
56
.
48




 


1 0 干 の 相 互 関 係

: 甲木参天。脱胎要火。春不容金。秋不容土。火熾乗龍。水蕩騎虎。地潤天和。植立千古。
: 乙木雌柔。削羊解牛。懐丁抱丙。跨鳳乗猴。虚濕之地。騎馬亦憂。藤蘿繋甲。可春可秋。
: 丙火猛烈。欺霜侮雪。能鍛庚金。逢辛反怯。土衆成慈。水猖顯節。虎馬犬郷。甲來焚滅。
: 丁火柔中。内性昭融。抱乙而孝。合壬而忠。旺而不烈。衰而不窺。如有嫡母。可秋可冬。
: 戊土固重。既中且正。静翕動闢。萬物司命。水潤物生。火燥物病。若在艮坤。怕沖宜静。
: 己土卑濕。中正蓄藏。不愁木盛。不畏水狂。火少火晦。金多金光。若要物旺。宜助宜幇。
: 庚金帯殺。剛健爲最。得水而清。得火而鋭。土潤則生。土乾則脆。能瀛甲兄。輸干乙妹。
: 辛金軟弱。温潤而清。畏土之疊。樂水之盈。能扶社稷。能救生霊。熱則喜母。寒則喜丁。
: 壬水通河。能洩金氣。剛中之徳。周流不滞。通根透癸。沖天奔地。化則有情。從則相濟。
: 癸水至弱。達于天津。得龍而運。功化斯神。不愁火土。不論庚辛。合戊見火。化象斯眞。


甲(陽木)

木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができません
「木多金折」

分が多過ぎれば根が腐り「水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」してしまいます。

湿った木材は火となることができず有用とはなりません。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります「木火通明」



乙(陰木)

甲は陽の巨木ですが、乙は果実を結ぶ樹木や草花、藤かづらのように巨木に絡むことによって身の安全を得ることができます「籐蘿繋甲」

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。

また火は良く土を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、適度の水分適度の抑制が必要です。

丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します
「木火通明」

丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、湿土(丑・辰)に強固な根を張りますし、適度の水分があれば燥土(未・戌)にも良く根を張りますから、丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、人生の基盤がしっかりしています



丙(陽)

寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします
「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります
「土多晦光」

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となり、丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは
・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。



丁(陰)

甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします「鍛金成器」

甲があると丁は、衰えることなく、内性照融つまり中庸を保ち文明・芸術の象があります。



戊(陽)

樹木は土壌に培養され、炉土は火勢を保ち、金属は土中で保護され、水流は堤防土により制御されます。

湿土は万物を発生させ
「湿土万生」燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」重要な働きがあります。

戊の基本的性質は、中正の徳がありますが誇り高く頑固で剛勇です。



己(陰)

草木を培養し五穀を発育させることができます。湿土は金を潤し、光彩を生じ「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

過度に過ぎると
「土多金埋」「金多土変」「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

己の基本的性質は、公正中庸であり、偏った考え方をしません。

湿土は水気・火気も良く吸収して保有しますから、
保蔵することに特性がありますから、極度の貧困にはなりません。



庚(陽)

は庚の剛健性を制御して柔和にしますが、成器とすることはできません。

丁の火により鍛錬されてはじめて鋭い刃物として有用になります
「鍛金成器」

刃物は水で洗うことで「金白清」となり、切れ味は益々良好で有用となります。

水が多すぎると水の底に沈んで役に立つことができません
多金沈」

土気が多いと「土多埋金」となります。

また水が冷たくなり過ぎると
「金寒冷」となり、庚の鋭さや切れ味が発揮できません。

水による制御が良好ですと、清秀となり能力を発揮します。壬が庚の鋭利さを出せば、温和で有能な人になります。



辛(陰)

壬(水)で洗われることを喜び、「金水清麗」となり「聡明多智」になります。

水が多過ぎると
「水多金沈」となり能力を発揮することができません。

また冬の冷水ですと
「金寒水冷」となり世にでることができません。

この場合は、
寒冷氷結を解く丁の暖気が調候となり能力を発揮できます(丙の火の暖気は最適とはいえません)。

金銀は土中に保護されるのですが、土が厚過ぎると過保護「土多埋金」となり、世にでることができません。



壬(陽)

火に従うと水蒸気となり天に昇ります、のち慈雨となり万物を養います。

丙火はその光を壬水に映えさせる
「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮できます。

己土の配合が悪いと水が濁り「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

不足すると田畑が乾燥して草木を損ないますから、物事が順調に進まなくなり
焦燥感が強まります。

水勢が強力な場合は、土気で阻止すると激突して波瀾が生じますから、木気で漏気するほうが良いのです。

壬の基本的性質は、協調性に富みますので、人間社会の調和剤の役割をします。



癸(陰)

強い勢いを持って流れる壬の流水とは対象的に癸は静水で弱水ですから金(庚辛)を十分漏気させて吸収することができません。 金が多過ぎると水が濁ることになります「金多濁癸」

癸の基本的性質は、持久性に富み、絶えず努力を続けます。

癸に限らず陰日生まれの女性は従順ですから夫唱婦随の円満な家庭を築きやすいのです。







甲・乙(天 干・蔵 干)
伸長性・拡大性・雄壮な気勢(成長、膨張、発展)


甲(陽木)

自然にあてはめると雄壮で大きな樹木・巨木になります。

樹木は温暖な気候のもとで、適度な水分で養育すれば数千年ものあいだ聳え立つ大樹・巨樹となります。 

製材して棟梁の材となれば広壮なる建築物を構成することもできますが、生育できなければ有用な材木となれません。

木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができません
「木多金折」

分が多過ぎれば根が腐り「水多腐木」「水多流木」「流木漂泊」してしまいます。

乾燥した木材は炉の火となり金属の精錬に使用されますが、湿った木材は火となることができず有用とはなりません。

炎をあげて燃えれば光輝を放ち、芸術的才能を通して自己表現をすることにもなります「木火通明」

甲の基本的性質は、大樹のように常にスケールの大きい事を考え、天にも届こうとする雄壮な気勢があります。

目標が大き過ぎて、達成感を持てないことが多く伸び悩みすることになり勝ちです。

大樹のように慈悲の心が厚く惻隠にして謙譲で誠実です。

欠点は、執拗でいささか偏屈なところがあり、嫉妬心が強く仁心を欠き思慮に乏しくなります。

正財と干合するために財運は良好の部類に入りますが、利殖や金銭の運用は意外に不得手なところがあります。



乙(陰木)

甲は陽の巨木ですが、乙は果実を結ぶ樹木や草花を表わします。陰性ですので陽性の勢いに従います。

そして、藤かづらのように喬木に絡むことによって身の安全を得ることができます
「籐蘿繋甲」

甲(陽性の木気)のそばにいると、保護されますので不安がなく安泰です。

陽干は剛健ですから、大変強い助けとなります。

果樹は温暖な気候のもとで、適度な水分で生育すれば秋には収穫の果実を得ることができます。

花結んで実となり、実は熟して子実となり子孫を残すことができます。

適度の火(丙の照暖)がなければ寒冷となり生育は不可能「寒土不生」になります。

また火は良く土を助けて土壌の荒廃を防ぎます。

土気が強過ぎるときは、柔木の乙では制御すること(耕土)が難しく剛木の甲
「甲耕多土」が必要になります。

水が過度になれば根が腐り、果実をつけるまで生育できませんから力を発揮するのが難しくなります。

春から夏にかけては適度の水分の下で生育が頂点に達し過剰繁茂しますから、適度の抑制が必要です。

丁火を見ると炎となり光輝、華やかさを示し美術・芸術に才能を示します
「木火通明」

丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、湿土(丑・辰)に強固な根を張りますし、適度の水分があれば燥土(未・戌)にも良く根を張りますから、丑・辰・未・戌の各月に生まれた人は、人生の基盤がしっかりしています

大運に
丑・辰・未・戌が巡っても同様です。

自然の樹木生育の原則と同じに考えればよいのです。

乙の基本的性質は、スケールの大きい事を望まず強者に従う傾向があり、堅実で義理固いところがあります。

マネージメントの才能があり人の使い方が上手ですが、周囲や部下のことでひどく気を遣うことがあります。

注意を払うのは良いのですが、神経過敏になりハラハラしないようにすることが大切です。

いろいろな問題をため込んで精神不安定にならないように、適度の気分転換や息抜きをする必要があります。

女性は気心のあう人と結婚することができますが、夫に気を遣う傾向があります。

周囲の人達に気を遣いすぎることから神経が疲労して体調を崩さないように注意が必要です。

本人がこのことを良く自覚して、気を遣い過ぎないようにしない限り体調が好転しません。

誕生日が木気(甲乙)の人や木気が適度な人は、木徳を備えています。

木徳を持つ人は、温和で春風のように和気あいあいとして慈悲の気持ちが強く、慈しみをもっています。

樹木は根を広く大きく張り、根と幹が強固であれば枝葉が繁茂し聳え立ち、果樹には果実がたわわに実るように、性質も
清淑、和厚、言語、風貌とも仁者の風格をあらわします。

木気がある人で木徳が発揮できていない人は、陰陽五行のエネルギーバランスが崩れていますのでバランスを保つような努力が必要です。






丙・丁(天 干・蔵 干)
精 神 明 朗・聡 明(情熱、派手、陽気)


丙(陽)

太陽の強烈な猛火です。霜を消し雪を溶かし、寒冷を除き温暖な気候を導きます「除寒解凍」

しかし、強すぎると山火事を発生させ樹木は燃えつき旱魃や砂漠化をもたらします
「火烈土燥」

土気が強過ぎると火の特性が発揮できなくなります
「土多晦光」

太陽の光とエネルギーがなければ、万物は生育することができません。

そして、
が万物を養います。

人間の生活は
火の恩恵水の恩沢によらないものはありません。

適度の
と適度の「水火既済」「輔映光輝」となり、丙の猛烈さが制御され節度・忠節を示すようになります。

すべての人にとり太陽の光熱エネルギーは
・暖・湿・燥」を決める重要な働きをしています。

剛火(丙)は剛金(庚)を制御して、その強暴性を抑え穏やかにします。

丙の基本的な性質は、恐いもの知らずで猛烈なタイプになる傾向があります。

激しさを剥き出しにする場合があり、
猛反発を招きますから注意が必要です。

太陽は光輝燦然と輝きますから、派手で華やかなことを好みます。



丁(陰)

丙は陽火で火勢が強勢ですが、丁の火は陰火で柔火となります。

柔火ですが太陽の火に合えばその光に従います。

丙に従って剛火の形象に変化しますが、謙譲にしてその炎を助けませんので火烈とはなりません。

丁は単独では陰火ですから旺じても猛烈ではありませんが、甲の陽木があれば火力が強くなり、剛金庚を鍛錬して有用な材にします
「鍛金成器」

甲があると丁は、衰えることなく、内性照融つまり中庸を保ち文明・芸術の象があります。

丁の基本的性質は、媚びる特性を示し同情心に富み聡明で協調性があります。人倫の道を守り、情義に篤い人です。

相当激しい気性ですが、陰の火ですから表面に出すことなく
協調性を示します。丙と同様華やかな事を好みます。

誕生日が火気(丙・丁)の人や火気が適度な人は、火徳が備わっています。

火徳を持つ人は、精神明朗で善事を見ならい反省心に富み、何事にも明快に裁断します。

火は明朗にして曖昧なところはありません。
聡明で文華の徳が備わります。そして剛健・果断の気風を持ちます。






戊・己(天 干・蔵 干)
不 動 の 信 念 の 人(誠実、持続、忍耐)


戊(陽)

戊は山の岩石、陸地、堤防です。 水の奔流を防ぎ、樹木を培養します。

すなわち、
樹木は土壌に培養され、炉土は火勢を保ち、金属は土中で保護され、水流は堤防土により制御されます。

このように、いかなるものも土に頼ります。

土気は
木気(春)火気(夏)金気(秋)水気(冬)の中間にあり(土用)四季の循環を補います。

湿土は万物を発生させ「湿土万生」、燥土は万物枯れさせる「燥土万枯」重要な働きがあります

戊の基本的性質は、中正の徳がありますが誇り高く頑固で剛勇です。

人に媚びへつらうことなく屈することがないので、
協調性を欠き偏屈になる傾向があります。

こうした性質が、
不動の信念の人と評価される場合もあります。



己(陰)

己は低地の土・田園田畑の湿土ですから、草木を培養し五穀を発育させることができます。

草木・果樹は、湿土に養われるが故に木が旺盛でも恐れません。

また湿土は金を潤し、光彩を生じ
「湿土生金」「湿土金光」、表現力が光ります。

保水力があり、水分を吸収しますので旺水も恐れません。己土は水を吸収して蓄蔵することができます。

しかし、過度に過ぎると
「水多土流」となりますから、火で乾燥することを要します。

過度に過ぎると
「土多金埋」「金多土変」「火多土焦」等の状態が象徴する異変を生じます。

己の基本的性質は、公正中庸であり、偏った考え方をしません。公正中庸の君子ですから、非道なことはできません。

湿土は水気・火気も良く吸収して保有しますから、
保蔵することに特性があります。

極度の貧困にはなりません。

誕生日が己の人はかなり多いようです。

この人は公正中庸な考え方をしますから、世論が公正に保たれることになり人間社会を円滑にする大切な人達です。

誕生日が土気(戊・己)の人や土気が適度な人は、土徳が備わっています。

土徳を持つ人は、万物が土から生まれて土に帰る、全てをはぐくみ保有し安住させる信頼できる慈母のような作用があります。

中和純一にして偏ることがありません。

誠実にして穏順、邪心の意なく、何事にも中庸を尊びます。

信仰心・信義に篤く、
至誠堅実の気風を持ちます。

約束事を守り責任感に厚く年配者を尊重します。






庚・辛(天 干・蔵 干)
剛 健 強 剛・温 和 清 秀(形 成 結 実・結 晶 収 縮)


庚(陽)

秋気の陽である庚は、落葉が示すように強い粛殺の力を持ちます。

鋭利な刃物として、樹木を伐採して用材となし家屋の築造をすることができます。

五穀百果は秋に落葉結実、成熟します。すなわち、結実は節であり終結・決着です。

は庚の剛健性を制御して柔和にしますが、成器とすることはできません。

丁の火により鍛錬されてはじめて鋭い刃物として有用になります
「鍛金成器」

しかし、火力が強すぎると溶けて役に立てません。

刃物は水で洗うことで「金白清」となり、切れ味は益々良好で有用となります。

水が多すぎると水の底に沈んで役に立つことができません
多金沈」

土気が多いと「土多埋金」となります。

また水が冷たくなり過ぎると
「金寒冷」となり、庚の鋭さや切れ味が発揮できません。

庚・辛は五行のバランスをとるのが難しいところがあります。

庚の基本的性質は、剛健・強剛で専制的になり積極的に過ぎ、鋭さにより人を傷つけやすい傾向があります。

鋭峰をむき出しにすると殺伐となりやすいので注意が必要です。

気があると金は漏気され清純になり、協調性も出ます。

水による制御が良好ですと、清秀となり能力を発揮します。

壬が庚の鋭利さを出せば、温和で有能な人になります。

が庚の強剛性を抑え鍛錬するのも良いのですが、から陰陽配偶の鍛錬を受けるほうが一層良くなります。

庚の剛健の素質を損なわずに、鋭峰の質が一層良化します。



辛(陰)

庚の剛金・粛殺とは全てが対照的です。

辛は温和で清秀です。辛は
金銀珠玉であり、火による鍛錬を必要としません。

壬(水)で洗われることを喜び、「金水清麗」となり「聡明多智」になります。

こういう命式の人は悠々たる生涯を楽しむことができます。 

しかし、水が多過ぎると
「水多金沈」となり能力を発揮することができません。

また冬の冷水ですと
「金寒水冷」となり世にでることができません。

この場合は、
寒冷氷結を解く丁の暖気が調候となり能力を発揮できます(丙の火の暖気は最適とはいえません)。

金銀は土中に保護されるのですが、土が厚過ぎると過保護「土多埋金」となり、世にでることができません。

辛の基本的性質は、温和清秀です。

庚のような
剛毅・殺伐なところはありません。

誕生日が金気(庚・辛)の人や金気が適度な人は、金徳が備わっています。

金徳を持つ人は、謹厳にして志操を守り、節制を尊び華美に流れず、威あり猛からず。礼節を重んじ、義侠に長ずる。

自己を守ると同時に外敵を防ぎ不正を懲らします。

しかも外敵に災いされない特徴を有します。
剛健・果敢・武士道的気風を持ちます。






壬・癸(天 干・蔵 干)
知 慮 深 遠・細 心 緻 密(浸透、冷静、思索)


壬(陽)

壬は、威大なる水勢であり巨大な力を秘め、百川を成し流通して止まることはありません。

水は天にも昇れば地中深くにも達し、いかなる形象にも従います。

火に従うと水蒸気となり天に昇ります、のち慈雨となり万物を養います。

丙火はその光を壬水に映えさせる
「日照江湖・相映増輝」となり、才能を発揮できます。

水は土に従うことで秩序正しく流れ、堅実順調な人生となりますが、己土の配合が悪いと水が濁り「己土濁壬」となり、色情の過ちが起きやすくなります。

水が大過すれば氾濫「沖天奔地」となり、人畜、草木、山野に大損害を与え、妄動・漂蕩の害となります。

不足すると田畑が乾燥して草木を損ないますから、物事が順調に進まなくなり
焦燥感が強まります。

水勢が強力な場合は、土気で阻止すると激突して波瀾が生じますから、木気で漏気するほうが良いのです。

壬の基本的性質は、協調性に富みますので、人間社会の調和剤の役割をします。

壬は西方
粛殺の金気を漏気することができるので、これが人間の特質として表れると協調性となります。

聡明で温厚ですから人間関係の潤滑油として最適です。

壬は剛毅中正の徳を具有しており、また「壬水は周流して滞らず」として、行動に渋滞がなく、敏捷です。

仕事を速く適切にこなしますから忙しい時に手伝ってもらうと助かります。



癸(陰)

癸は雨露、霜雪また池沼沢地であり、静かにして流水であっても細流の水です。

強い勢いを持って流れる壬の流水とは対象的に癸は静水で弱水ですから金(庚辛)を十分漏気させて吸収することができません。 

金が多過ぎると水が濁ることになります
「金多濁癸」

これは溶液が固体を溶解する場合、飽和点に達すると溶解不可能になり溶液が濁ってくるのと同様な現象です。

癸の基本的性質は、持久性に富み、絶えず努力を続けます。

消極的、従順追従型、慎重派で、臆病なほど慎重なところがあります。 

癸に限らず陰日生まれの女性は従順ですから夫唱婦随の円満な家庭を築きやすいのです。 

虚勢を張らずに、本質に徹すると物事がうまく進みます。 

壬と比較すれば、癸の非常な慎重さに比べて、壬は大胆で行動的です。

癸はマネジメントの才能がありますから、管理者としては適任の場合が多いです。

誕生日が水気(壬・癸)の人や、水気が適度な人は水徳が備わっています。

水徳を持つ人は、知慮深遠にして細心緻密で聡明です、淀みなく留まることがなく常に動く性質を持ちます。

弁舌活発にして、悪意なく曲直自在の才能を示します。

智謀・画策・技術面に優れます。水徳を発揮できるように水がバランス良く流通することが大切です。








SYNCHRONATURE