スーパーオーディオCD(SACD)による高周波音効果
(ハイパーソニック・エフェクト)
「脳幹」の調整・自己治癒力強化



耳には聞こえない20kHzを大きく越え、100kHz以上に及ぶ複雑に変化する超高周波を含む音にさらされると、人間の脳の中にあって、美しさや感動を司る“基幹脳”が活性化します。

高周波音は、脊髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激して、その結果、健康を支えている生体機能に、良い影響を及ぼすとされています。

高周波による治療は、
全身の感覚を大脳に送る中継点の視床と、自律神経を中枢で司る脳幹を正常な状態にすることです。

自律神経とホルモンの分泌を正常にし、様々の疾患を同時に治療していく療法です。


ほとんどの病気の症状は自律神経とホルモンの分泌の異常から起こります。

血液の循環を悪くし、体温を下げ、白血球が正しく稼動せず免疫力を失い、一番弱いところに症状として現れます。 

病気の治療で薬や手術の副作用に苦しみ、生活の悪習慣もあり身体を元に戻す力を失っている場合が多いのです。

モーツアルトの音楽は、
3,500Hz以上の高周波を豊富に含んでいると言われ、これが健康効果の原因と考えられます。

植物の成長にも、モーツアルトの曲が効果的であると言われています。

例えば、トマトにモーツアルトの音楽を聞かせると、発育が早く、甘くなる効果が報告されているそうです。

通常の糖度は、
4.8%だったのに対して、音楽を聞かせたことによって、倍以上の、9.3%に糖度がアップしたといわれています。

これは、トマトが元気に育つとエネルギーが豊富になり、糖度が高くなったからと考えられています。

同様に味噌や醤油などの発酵食品にも良い効果が見られます。

認知症や高血圧・低血圧など、それぞれの病気の効果に合ったモーツアルトの音楽療法のSACDが発売されており、音楽療法の決定版と言われています。

通常の
CDは、高周波成分がカットされ20〜20kHzしか収録できていません。

超高周波を含む音は、自律神経系や免疫力、内分泌系の活動が改善されるなど、良い影響があります。

このことは、大橋氏(
「AKIRA」の音楽を手掛ける芸能山城組の組頭(主催)である山城祥二、国際科学振興財団主席研究員/文明科学研究所所長であり、脳科学者)を中心とする研究プロジェクトが発見しました。


 


デジタルコンテンツと現代病
、高周波成分を切り捨てたデジタルコンテンツ

CDやテープのような電気音には、高周波や低周波は含まれていません。

商業ベースの制約があり、人間の耳に聞こえる範囲内だけに収まるように周波数がカットされているのです。

CDへの移行時にアナログレコードの方が良い音だと言われたのは、このカットされた高周波成分に原因があります。

カットされた高周波成分は非可聴なのでもちろん人間の耳には聞こえません。

しかし、脳波を取って調べてみると高周波成分を含む音楽の方にアルファ波が増加するなど有意な差が認められます。

人が心地よい音楽を聴いてリラックスするためには、
20kHz以上のカットされた音域が重要な役割を果たしていることが判明しています。

ハイパーソニック・エフェクトは高周波成分単独では発現せず、可聴域音と共存する時にのみ発現するのです。

その効果の発現と消退には時間的な遅延を伴います。

ハイパーソニック・エフェクトを発現させる
超高周波空気振動は、耳からではなく体表面から受容されることを厳密に実証し、その論文は世界最大規模の脳科学研究論文誌Brain Research 2006 年に掲載されました。

高周波成分の受容が耳を介した気導聴覚系ではなく、体表面に存在する何らかの未知の振動受容メカニズムによって行われるという事実を実証的に示しているのです。

CDの後継フォーマットとして規定されたSACDは、100kHz以上の高音域も記録可能ですがほとんど普及していません。

都市部では環境音に含まれる高周波成分が著しく欠如していることが知られています。

現在の人々は高周波成分から隔離された環境、本来必要な高周波成分が本来必要な高周波成分がカットされた音楽に囲まれて生活しているのです。

高周波、低周波音を含む音は、オルゴール(50・72弁以上)・バイオリン・フルート・風鈴・森の中・鳥のさえずりや虫の鳴き声・波・小川のせせらぎなど、自然界が発する音の中にふんだんに含まれています。

自然の豊かな場所では30kHz以上の超高周波成分を含んでいます。

この音は、脳波のアルファ波を増加させ、リラックスさせる効果があると言われています。


ピアノの一番右端の鍵盤の「カチン」という音は最高音で約10,100Hzです。 

ヴァイオリンで最高音は
90,000Hzです。

現代は不自然な環境下において、人類が進化の途上でおそらく遭遇したことがないほど高域遮断されたデジタルコンテンツの洪水を毎日浴びているのです。

デジタル時代の著しく抑制された音響環境は、人体に何らかの悪影響を与えていると思われます。

ハイパーソニック・エフェクト

近年、可聴域上限を超える高周波成分を豊富に含む非定常な音が、人間の脳幹、視床、視床下部を含む基幹脳ネットワークを活性化することが知られてきました。

それを反映するさまざまな生理、心理、行動反応をひきおこす現象(ハイパーソニック・エフェクト)が発見され、注目されています。
出所: LM-7  ねこがすき



可聴域外の高周波が溢れる熱帯雨林(ジャングル)の音の効果(mohariza6.exblog.jp)

<こころとからだを癒す森の響き>

可聴域上限をこえる高周波成分を豊富に含み、非定常に変化する複雑性の熱帯雨林の響きは重要な働きがあります。

人間の<基幹脳>(視床、視床下部、脳幹を含む基幹的機能を担う深部構造)という大切な機能があります。

そこから発する神経ネットワークが、高周波成分により活性化をもたらすことが、私たちと京都大学医学部との共同研究によって見出されました。

そしてそれを反映した領域脳血流値の増大、脳波α波の増強、免疫活性の上昇、ストレス性ホルモンの減少、音のより快く美しい受容の誘起、音をより大きく聴く行動の誘導など多岐にわたる応答が見出され、
<ハイパーソニック・エフェクト>と総称されています。

そのほとんど例をみない国際的関心の背景は、ハイパーソニック・エフェクトが、都市環境によって衰えさせられている基幹脳の活性を回復させるのです。

生活習慣病、発達障害、精神と行動の異常など、文明の病理から人間を防御する可能性が明らかになってきたことによります。                 
(大橋 力、『音と文明―音の環境学ことはじめ』、岩波書店、2003)

人間は、耳には聞こえなくとも、この不可聴の高周波音を体のどこかでとらえているのです。

それが 脳の深いところにある脳幹や視床などを刺激し、可聴音と一緒に聴くことで、快感をもたらすようです。

電気音のような人工的な音源から生まれる高周波音は、かえって不快感をもたらすことがあります。

快感の源は・・・

自然の音や、アコースティックな楽器・・・中でも民族楽器には、高周波の倍音がたくさん含まれ、近代楽器にはあまり含まれていない、ということです。

具体的には、ジャングル(熱帯雨林)の音・・・小鳥の声、風や葉ずれの音、せせらぎ、虫の声・・・などのカクテル。

日本本土では熱帯雨林は体験できないにしても、広葉樹中心の自然林で森林浴をすれば、かなりこれに近い効果が得られると思います。

楽器では、尺八、ケーナ、二胡、琴、琵琶、そして十弦ギター、そしてインドのシタール、インドネシアのガムラン・・・など、

音色の純粋性を求める西洋近代楽器よりも、西洋では雑音扱いされるような音色をもつ楽器に、高周波の倍音がたくさん含まれています。

十弦ギター民族楽器ではありませんが、 弾かないけれども共鳴のために、4本余分に弦が張ってあるところなど、その無用の用は、いかにも民族楽器的です。

大橋力さんは、「人類は熱帯雨林の中で進化してきた。

人類の長い歴史が、ハイパー・ソニック・エフェクト(高周波音効果)の背景にある」 と主張しています。


視 床 と 脳 幹


 


高周波と低周波を豊富に含む音楽は、全身の感覚を大脳へ送る中継点の視床下部と自律神経などを司る脳幹(生命を維持する器官)を活性化させ血流を増大させ体温を上昇させるのです。

全身の感覚を大脳に送る中継点の視床と、自律神経を中枢で司る脳幹は、私たちが本来身体に備えている自然の治癒力を引き出して、正常な身体にするために最も重要な機能とされています

人間の生命を管理しているところが「脳幹」で、ここが人体の自己治癒力の源となっています。

脳幹は生命を維持するためのエネルギーを24
時間365日休むことなく、脊髄-末梢神経を通して全身に供給しています。

脳幹の働きが正常化すれば、自己治癒力が高まり、自分で病気を治すことも可能になるのです。

 


イ ル カ の 超 音 波

イルカによる癒し療法は、ドルフィン・アシステッド・セラピー
(Dolphin Assisted Therapy)と呼ばれ、薬物や手術を用いないイルカ介在療法のことをいいます。

動物のもつ「癒し
(Healing)」効果を期待する療法で、1970年代後半に米国で研究が始まりました。

ドルフィンセラピーは
自閉症患者や鬱病患者に効果があることなどで、テレビなどでよく知られる存在となりました。

身体的機能障害などに対するリハビリテーション医療の一環としての位置付けができています。

ガンや交通事故の後遺症、慢性疲労症候群、など肉体的な病気に関しても、イルカ療法の試みがされています。

イルカの持つ超音波には、物を通り抜ける性質があり、壁の向こうの見えないものを超音波によって知ることができるといいます。

イルカはこの超音波で、人間の脈拍、血圧などを知ることができて、人間の緊張感や恐怖感を見分けると言われています。

イルカの超音波が、人間がリラックスした時に出るα波の増加を促しているといわれています。

自然の中の森や滝、川のせせらぎや波の音などからは超音波が出ています。

この人間の耳には聞こない
自然の中に存在する超音波が、癒しの効果を高めています。

イルカの鳴音は継続時間が数十〜数百μs程度で広帯域のスペクトルをもつパルス鳴音と、継続時間が数百ms以上で狭帯域の連続鳴音に大別されます。

他にも、うなり声
(growl)、ギリギリ声(rasp)、キーキー声(grate)、ニャーニャー声(mew)などありますが、これらはパルス鳴音の一種であると思われます。

パルス鳴音のなかでも周波数が高くパルス幅が短いものをクリックスと呼びます。

口笛のように聴こえるイルカの連続鳴音はホイッスルと名付けられています。 

エコーロケーションに使用されているのはクリックスです。

クリックスの周波数はネズミイルカやその近縁種のスナメリで
130kHz前後、バンドウイルカで110kHz~130kHzです。

イルカのホイッスルは、クリックスに比べ長時間継続し、周波数変調されていることも多いのです。

バンドウイルカの場合1
kHz~24kHzあり近縁種のホイッスルも同様の周波数範囲です。

大型のヒゲクジラの鳴音には
Moansと呼ばれるやはり周波数帯域幅の狭い連続音があり、その周波数は20Hz~数百Hzと低いのです。

ネズミイルカやスナメリなどのネズミイルカ科は低周波鳴音であるホイッスルを発しません。





5オクターブの音域を持つ72弁以上のオルゴールには3.75Hzの低周波から100,000Hzを超える高周波という驚異的な周波数が含まれています。

72弁以上のオルゴールの高周波と低周波を豊富に含む音楽は、全身の感覚を大脳へ送る中継点の視床下部と自律神経などを司る脳幹(生命を維持する器官)を活性化させ血流を増大させ体温を上昇させるのです。

全身の感覚を大脳に送る中継点の視床と、自律神経を中枢で司る脳幹は、私たちが本来身体に備えている自然の治癒力を引き出して、正常な身体にするために最も重要な機能とされています


認知症は、オルゴール音楽による高周波療法が効果的とされている例があります。

90歳の男性が、認知症の障害が進み、不眠症で、睡眠薬が投与され、便秘の下剤を飲むほどになってしまいました。

1日2時間から4時間、オルゴールの音楽療法を始めたところ、身体中が温かくなることから始まり、1ヵ月後には、睡眠薬が要らなくなり、その後、便秘も解消しました。

また、認知症の主な症状といえる、ボケの症状も薄れていき、頭がはっきりしてきました。

それだけではなく、難しい熟語や、おつりの計算、昔会っていた友人を思い出したり、1人で散歩からも帰って来るなど、家族が驚くほどの変化があったそうです。

効果の程度には個人差があり、全ての人が同様とは考えられませんが、かなりの効果があると思われます。

オルゴール療法は、人間本来の心と身体に戻す方法です。


オルゴール療法は、薬を使うことなく心身の本来の状態を取り戻す健康法です。

全身の感覚を大脳に送る中継点の視床と、自律神経を中枢で司る脳幹を正常な状態にすることで、自律神経とホルモンの分泌を正常にし、様々の疾患を同時に治療していく療法です。

ほとんどの症状は自律神経とホルモンの分泌の異常から起こります。

血液の循環を悪くし、体温を下げ、白血球が正しく稼動せず免疫力を失い、一番弱いところに症状として現れます。 

薬や手術の副作用に苦しみ、生活の悪習慣もあり身体を元に戻す力を失っている場合が多いのです。

オルゴール療法は、脳が正常になれば、身体は良くなるという原理に基づいています。


症例
4 脳の萎縮 計算力・判断力に異常が・・・・(男性・80歳)

父親ですが、
アルツハイマー病と診断されました。 

アルツハイマー病は
MRIで検査すると、はっきり分かるそうです。

(脳の萎縮が始まっています。記憶が段々薄くなり、計算も難しくなり、判断力に異常が現われる)と言われました。

事業も多く手がけ、成功したあの元気な父はどこへ行ってしまったのか。

アルツハイマー病だし、もう歳だから仕方がないのかと思いました。

広島から東京に呼んで1ヵ月間オルゴール療法に通わせました。

療法が始まると、父は洋服を脱ぎ出しランニングシャツ1枚。

それでも暑い厚いと言ってはホールの長いすに横になったり、歩き回ったりします。4週間、毎日通いました。

ある日、突然、父がいなくなって大騒ぎになりました。見知らぬ土地でどこへ行ったのか。

ところが夕方、本人から電話があり広島の自宅に戻っているというのです。

バスと地下鉄、新幹線とタクシーを乗り継いで1人で自宅に戻っていたのです。

その後、医師の診断中に簡単な計算をさせたところ、即座に正解が出せたことには驚きました。


「オルゴールは脳に効く モーツアルト効果を超えるオルゴール療法のすすめ」 佐伯ヨシカツ著 実業の日本社刊より

オルゴール療法研究所 http://www.musicbox.jp

オルゴールは脳に効く!






超音波が人間の知覚に与える影響は、学問的立場と音楽家の間で対立した意見が見られます。

研究者などの学問的立場の人々は、音楽の中に含まれる超音波成分をカットしても、音質の差として検知できないだろうという意見がほとんどです。

体験に基づいた音の技術者やアーティストは、超音波成分の有無は音質が明らかに異なるというものが多いのです。

超音波が人間の脳に与える影響については、民族音楽を主題にしたパフォーマンス集団の芸能山城組の主催者大橋力氏(音楽家山城祥二としても類奇なる才能を発揮)の長年に渡る試行錯誤の研究と成果が有名です。

彼の研究によると、快適性と関係の深い脳波
アルファー波が増強されると同時に、脳幹や視床といった脳深部の神経活動を劇的に活性化させることがわかっています。

この効果は
超音波成分を単独で聞かせても生まれないことも判明しています。

音楽に混ぜて聞かせないと効果がみられないところに特徴があります。

超音波の効果は聴覚と神経系の反応とは異なるメカニズムがあり、超音波は
皮膚が受信していると考えています。

超音波を含む音楽をイヤホンを使用して聞かせても影響がなく、直接皮膚に到達した場合にのみ影響がでるのです。

大橋力氏は長い年月をかけて世界中の伝統的な音楽に含まれる音を分析しています。

バリ島のガムラン(金を含有した青銅器の打楽器アンサンブル)や、テクテカン(竹管を堅木のバチで激しくたたく打楽器群)の音に、多くの超音波が含まれていることを発見しています。

ガムランは、20数人の男性が演奏し、主力となる鍵盤楽器では、青銅器が堅木のハンマーで強力に打ち鳴らされます。

地球上で最も強力な高周波音を紡ぎだされるといわれているものです。

テクテカンは、数十人の上半身裸の男性が竹管をひとつづつ持って密集して座り、それぞれの音の組み合わせが16ビートを構成するよう強烈にたたき続けるものです。

竹を激しく叩く破裂音が重層化することによって、超音波を作り出しています。

現在の都市環境では、環境音に含まれる高周波成分が極端に少ないことです。

特に都会に住む人々は高周波成分から隔離された環境で生活しているといえるのです。

滋賀県彦根市の「4番街スクエア」では、150kHzの高周波も再生できる特殊なスピーカーを50個も設置しています。

熱帯雨林で録音した鳥のさえずりや虫の羽音などに加えて、超音波を含む音を流しています。

住民の反応は「気持ちいい」「癒される」などなかなか評判が良いようです。

(皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能 山口創 東京書籍刊 より) 



インドネシア・バリ島の伝統音楽ガムランを高音質DSDレコーディング。

世界的打楽器奏者ツトム・ヤマシタをプロデューサーに、現地有名ミュージシャンが演奏を担当。

これまで再現することのできなかった超高周波音もあますことなく堪能したい。





ソニーとフィリップス社が世界に向けて提案した次世代オーディオ
『スーパーオーディオCD(SACD)

この
SACDは帯域100kHz、ダイナミックレンジ120dBにおよぶ超高音質を実現します。

高周波成分をカットすることなく全てを含んでいるので演奏者のニュアンスや空気感までも伝えることができます。

可聴域上限を超える高周波成分を豊富に含む非定常な音が、人間の脳幹、視床、視床下部を含む基幹脳ネットワークを活性化するという「ハイパーソニック・エフェクト」があります。

「スーパーオーディオCDはディスクの大きさも、パッケージもCDと同じですが見分け方は簡単です。

パッケージにSUPER AUDIO CDのマークが付いてるのが、スーパーオーディオCD(SACD)です。


スーパーオーディオCD(SACD)に書いてある〈ハイブリッド〉とか〈Hybrid〉とは、SACDプレーヤーでも、既存のCDプレーヤーでも、どちらでも再生できるディスクのことです。

ハイブリッド・ディスクはCD層とSACD層の二重構造になっていて、CDプレーヤーならCD層、スーパーオーディオCDプレーヤーならSACD層&CD層が再生されます。

Hybrid SACDは通常のCD同様に直径12cmで、厚み1.2mmサイズのディスクですが、CDはディスク1層で構成されているのに対し、2層のディスクの貼り合せで構成されています。

第1層目は従来の
CD層(650Mバイト)。

第2層目は高密度記録層(
4.7Gバイト)と呼ばれる高品質オーディオ用の層になっています。

SACDプレーヤーを買ったあとでも、カーステレオ、CDラジカセで聴くこともあるし、今までのCDプレーヤーで聴くこともあるのでハイブリッドディスクは便利です。

現在のSACDは、ほとんどハイブリッドディスクですが、CD層とSACD層では当然、音は違います。 

SACD層は高周波音を含むため、音質が特に素晴らしいのです。

通常のCDでは感じることができない超高音質、美しい音色による新しい感動、アーティストの創り出す空気感までも忠実に再現しています。

マルチチャンネル対応ソフトによる圧倒的な臨場感が素晴らしいです。

SACDプレーヤーは、CDも再生できますが、SACDプレーヤーで聴くときは、誰でもあえてCDとして(CD層を)聴こうとは思わないでしょう。


Hybrid SACDの特徴の一つは、既存のCDプレーヤーでも再生できる互換性を持っていることです。

独自の2層構造によって互換性を実現しているもので、従来のオーディオCDの信号記録位置(CD層)に44.1kHz/16ビットのデジタル・オーディオ・データを記録し、それよりも浅い半透過膜層に高密度記録(HD層)されたハイブリッド・ディスクとなっています。

Super Audio CDHD(Hi Density)レイヤーはCDの約7倍の4.7GBの容量(12cmシングルレイヤーの場合)を持っています。

HD層は3つの領域に分かれ、最内周には直流領域から100kHzに及ぶ超ワイドレンジの周波数特性と120dBに達するダイナミックレンジの2チャンネルステレオのデータが記録されます。

そして次の広い領域には最大6チャンネルまでのマルチチャンネル・データが同じレベルで記録され、最外周には歌詞、クレジット、静止画像、文字データなどのエクストラ・データが記録されるのです。


現行のCDは16ビットリニアPCMと呼ばれる方式で、44.1KHzでデジタル変換を行っています。

それに対して
SACDでは1ビット・ダイレクト・ストリーム・デジタル(略してDSDという方式で、現行CD64倍の2.822MHzでデジタル変換を行っています。

アナログ/デジタル信号の変換(
AD変換)を1秒間に何回行うかを表すことが“サンプリング周波数”といい、単位はHzで表されます。

つまり、同じ1秒の中でどれだけデジ・アナ変換をして情報を詰め込ませることができるかということです。

自ずと変換回数が増えるほど情報量が多くなり、このサンプリング周波数は高ければ高いほど良いということになります。

再生サウンドは、現行
CD“再生周波数範囲5~20khz、ダイナミックレンジ96db”に対し、SACDは“再生周波数範囲100khz以上、ダイナミックレンジ120db(可聴帯域)以上”を実現しています。

再生周波数範囲はサンプリング周波数と同じ単位“
Hz”を使いますが、全く違うものです。

ダイナミックレンジ:機器がどれだけ細かい信号まで再現できるかを示すもので、単位はデシベル(db)

CDケースの裏面に“AAD”とか“ADD”若しくは“DDD”という表記が印刷されています。

最初のアルファベットは、アナログとデジタルのどちらで録音されたのかを意味します。

2番目のアルファベットは、その録音された音をアナログとデジタルのどちらでミキシング(編集)されたものなのかを意味します。

3番目の最後のアルファベットは最終的な音源がアナログとデジタルのどちらなのかを意味します。

AADなら“アナログ録音でアナログのままで編集され、最後にデジタル変換された音源”となります。

DDDは“デジタルで録音され、デジタルのままで編集されたデジタル音源”となります。

SACDも同様で、“DSD Recording” “DSD Mastering” “DSD Mixing”があります。

DSD Recording:録音の段階からDSD方式で録音することです。

DSD Mastering:アナログで録音されたものやDSD以外の他のデジタル音源(例えば現行CDのデジタルマスター音源など)をDSD方式にリマスターしたものです。

DSD Mixing:アナログや他のデジタルトラックを直接DSDミキサーに入れてDSD方式でミックスダウンすることです。

SACDの特性を100%引き出すには“DSD Recording”でなければならないのです。


SHM-SACDシングルレイヤー

SHMは通常のCDやSACDとは別種の、液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を採用した透明性・流動性に優れる素材です。透明性の向上は信号の読み取りに精度に、流動性の向上は正確なビット形成に効果を発揮します。

シングルレイヤーとはSACDの高密度信号のみの構造です。
CD層を有するハイブリッドレイヤーとは異なり信号層を透過性ににする必要がありません。 

これによりハイブリッドレイヤーの数倍の反射率を確保することが可能になります。

MP3などの圧縮音源が主流となった現代で、オリジナルの演奏をそのままの音源で残すという意味でも大きな価値があります。

音にこだわるオーディオ愛好家だけでなく、音楽ファンにも是非聞いて欲しいものです。

CDでは聞こえなかった音や、演奏者の心まで伝わるような躍動感、臨場感に驚かされます。





DSD(Direct Stream Digital)方式……SACDで用いられている音声信号の記録方式。

DSDフォーマットのディジタル・オーディオ信号が生まれるまで

時間幅が一定の1ビット信号の符号の積み重ねによって、上または下に出力波形が移動するDSD(DirectStreamDigital)と呼ばれるオーディオ・フォーマットです。

一つの1ビット信号で変えられるレベルは1段階だけですが、1ビット信号を短い周期で重ねることで、複数段階のレベルを表現できるようになります。

DSDディジタル・オーディオ信号を再生できるDSD対応ΔΣ型D-Aコンバータの信号処理技術や規格です。

DSDという名称は登録商標です。〈編集部〉

D-Aコンバータは、この立ち上がりまたは立ち下がりでデータを順次取り込みます。

同期に必要なのはDSDBCKだけなので、MCLKがなくても動くプレーヤもあります。

実際のDSD信号

DSD信号は、ΔΣ変調器で生成します。

図のように、アナログの音声をΔΣ変調器に入力すると、0を基準にして入力信号が+方向ならパルス密度が濃く、一方向ならパルス密度が薄くなります。

パルスはすべて同じパルス幅でパルス密度を表現していますが、実際のDSD再生機は、+方向に振幅が大きくパルス密度が濃い部分で、"H"(1)を"L"(0)に戻さずパルスの幅を広げています。

これは,パルス幅変調PWM(Pulse Width Modulation)に似ています。

DSDオーディオ信号を送受信するときは、次の4本の信号線が必要です。

(1)ビット・クロック(DSDBCK)

(2)左チャネル信号(DSD-L)

(3)右チャネル信号(DSD-R)

(4)システム・クロック(MCLK)


サンプリング周波数5.6448MHz/注目の最新規格DSD128

最近注目されている規格が、オーバーサンプリングの周波数をSACDの2倍(5.6448MHz)に引き上げたDSD128フォーマットです。

クロックを2倍にすると量子化雑音がより高い周波数に集められるため、LPFが簡単なものでもすみ、回路がシンプルになります.

クロックの周波数確度とジッタ(ゆらぎ)がある程度満足できれば(DSD64は50ppm以下、DSD128は25ppm以下)、DSD64よりDSD128のほうが有利です。

出所:トランジスタ技術2013年12月号



PCM(Pulse Code Modulation)方式……音楽CD(CD-DA)などで用いられている音声信号の記録方式。

音声信号を「サンプリング周波数」(信号の分割数)と「量子化ビット数」(信号をデジタル化する際の精度)で表現します。

音楽
CD(サンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bit)の場合、1秒を4万4100個の信号に分割し、16ビット(6万5536ステップ)で読み取ることになります。

サンプリング周波数の約
2分の1までの高域を記録できるため、音楽CDの場合は約22kHz(人間の耳は約20Hzまで聞き取れると言われる)まで対応します。

DSD(Direct Stream Digital)方式……SACD(スーパーオーディオCD)などで用いられている音声信号の記録方式。

量子化ビット数は
1bitで、音楽CD16倍の2.8224MHzという高いサンプリングレートで記録します。

DSD方式の場合、100kHz程度の高域まで記録可能となっています(フォーマットとしてはもっと高い音域まで記録可能)。



PCM(Pulse Code Modulation)方式……音楽CD(CD-DA)などで用いられている音声信号の記録方式。

アナログ信号がPCMデータになるまで

A-D変換の基本処理「サンプリングと量子化」

PCMデータ作成の第1処理「サンプリング」

図に示すのは、音楽信号をディジタル化するための第1処理「サンプリング」のイメージです。

音楽信号に少し周波数が高い矩形波信号(クロック)を掛け合わせると、PAM信号(Pulse Amplitude Modulation)と呼ばれる信号が生まれます。AM変調に似ています。

クロック・パルスの周波数をサンプリング周波数と呼び、一般にfsという記号で表します。クロック・パルスの周波数は、音楽信号の最高周波数の2倍以上必要です。

人の耳に聞こえる周波数の上限は約20 kHzと言われているため、CDのサンプリング周波数は44.1kHzに設定されています。

CDは、その半分の22.05kHz(ナイキスト周波数と呼ぶ)までなら、倍音を含まない正弦波を再生することができます.

もしナイキスト周波数を超える30kHzの信号を44.1kHzでサンプリングすると、雑音が(エリアシング雑音または折り返し雑音と呼ぶ)が発生します。

この雑音が発生しないようにするには、ナイキスト周波数以上のアナログ信号がA-Dコンバータに入らないように、マイクとA-Dコンバータの間に急峻な減衰特性をもつLPF(アンチエイリアシング・フィルタと呼ぶ)を挿入します。

PCMデータ作成の第2処理「量子化」

時間軸方向にスライスするサンプリングしてPAM信号を作っただけでは、ディジタル化はまだ道半ばです。

PAM信号をレベル方向にスライスして符号化(2値化)しなければなりません。

この処理を「量子化」と呼びます。

このとき振幅を何ビットの符号に割り当てるかによって、どれだけもとの振幅を正確に復元できるかが決まります。

量子化ビット数が小さいと、元の振幅との差が大きくなり、その差は雑音(量子化雑音)になります。

例えば2ビットなら4種類、8ビットなら256種類、16ビット(CDの量子化ビット数)なら65535種類の符号に振幅を割り当てる「丸め処理」が必要です。

PAMの振幅は連続的で1と2の中間、2と3の中間もありますが、量子化するときは、四捨五入のようにとどちらかに割り当てなければなりません。

以上のように、A-D変換の基本的な処理である「サンプリング」と「量子化」によって元の信号は、折り返し雑音と量子化雑音でまみれてしまいます。

この雑音を落とすために、サンプリング周波数を上げるオーバーサンプリング技術やΔΣ変調器によるノイズ・シェーピング技術、ディジタル・フィルタ技術などの信号処理技術が欠かせません.。(石崎正美〉

出所:トランジスタ技術2013年12月号


       


DVDSACDの音質

DVD-AUDIOのサンプリング周波数は最高で192kHzです。

SACDは2822.4kHzです。

数字的にはっきりしているので、聞いてみるとその差は歴然、
SACDの方がはるかに良い音です。

デジタル信号はあらかじめ決められた一定の時間ごとに処理されます。

1秒間に何回処理するかを表すのがサンプリング周波数(サンプリング・レート)で、
Fsまたはfsと表します。

サンプリング周波数の単位は
Hz(ヘルツ)です。

CDのサンプリング周波数は、44.1kHz(キロヘルツ)です。

これは、1秒間に
44,100個のデータを処理することを表します。

連続したアナログ信号をデジタル信号にするのが
AD変換です。

サンプリング周波数で決まる時間ごとに信号の大きさを測り(サンプリング)、その結果を2進数にします
(量子化)

デジタル信号をアナログ信号に直すのが
DA変換です。

サンプリング周波数の時間間隔でデジタル信号を読み出し、滑らかにつなぎます。

デジタル信号はサンプリング周波数の1/2の周波数まで再現できるので、サンプリング周波数が大きいほど高い周波数まで再生でき、音質が良くなります。



DSDというのは、ダイレクトストリームデジタル(Direct Stream Digital)の略で、スーパーオーディオCDが使用している録音・再生フォーマットです。

CDPCM方式です。

この変換方式の違いが、スーパーオーディオ
CDの音の良さの秘密です。

スーパーオーディオ
CDのディスクには、みんなDSDのロゴがついています。

アナログの音は必ずデジタルにサンプリングされます(
AD変換)。

従来の
PCM方式では、さまざまなフィルターをかけたり、補正、間引きをして、サンプリングしているので、その間の行程が多いのです。

一方、
DSD方式はサンプリング周波数がCD64倍の細かさの2822.4kHz

それを1ビットのデータで、そのまま記録していきます。

同様に、再生時も1ビットづつ処理していくため
DSD方式はアナログローパスフィルターを通すだけという、変換が少ないシンプルな構造です

だから原音に近いサウンドを得られるということです。

スーパーオーディオ
CDの周波数特製は100kHzをカバーしますし、ダイナミックレンジは120dBです。

CDのように“人間の耳に聞えないという理由で22KHz以上をカット”ということもありません。

自然界に存在するものなら、たとえ耳から聞こえなくても入れておく必要があると思います。

スーパーオーディオ
CDの空気感や、やわらかい音、つかれない音は、そんなところにも理由があるのです。

SACDの音がCDとはちがった質のものですが、DSDレコーディングは、もっと良いということです。

DSDレコーディングじゃないSACDが、ダメということではありません。

昔のアナログ録音でも空気感をもって、やわらかく再生されるのはうれしいかぎりです。

アナログ録音は良い音が再生されるのですが、一度はDSDレコーディングのSACDを聴くことをお奨めします。

DSDレコーディングのSACDには、パッケージに[DSD Recording]と書かれています。

 


DSDダイレクトストリームデジタル(Direct Stream Digital)

 


スーパーオーディオ
CDに採用されたDirect Stream Digital(DSD)方式は従来のPulse Code Modulation(PCM)方式とは全く異なる音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの密度(濃淡)で表現する方式です。

DSDの最大の特長は、回路構成がとてもシンプルに実現できることです。

最近のデジタルレコーディングではアナログ信号をデジタル信号に変換するところに、オーバーサンプリング
A/Dコンバーターが使われています。

この
A/Dコンバーターの最初の部分ではアナログ信号が1ビットのデジタル信号に変換されます。

CDなどに記録する為には更にデシメーション処理を行ってPCM信号を生成しなければなりません。

従来の
PCM方式では、その直後に、マルチビットのPCM信号に変換する為の間引き処理が行われます。

同様に再生時にも
PCM方式では、補間データの作成がデジタルフィルターで行われ更に、1ビット信号に戻すデルタ・シグマモジュレーターを通します。

対して
DSD方式では、A/D変換された1ビットの信号をそのまま記録します。

再生も極端に言えばアナログローパスフィルターを通すだけのシンプルなシステムで行えます。

このようなシステムを実現したことで
100kHzをカバーする再生周波数範囲と可聴帯域内120dB以上のダイナミックレンジを確保しています。

「原音」にきわめて近い録音・再生を実現しました。

世界中にあるコンサートホールの魅力は、ホールトーンと呼ばれる独特の美しい響きにあります。

また、アーティストと一体化した大勢の観衆のざわめきや歓声があるからこそ、ライブコンサートならではの熱気を感じる事ができるのです。

こういった真の音楽体験を忠実に再生する為には、楽器の音に奥行きを与える壁からの反射音や残響音や、リスナーのまわりを包み込むように存在する観衆が発する様々な音が必要不可欠です。

スーパーオーディオCDマルチチャンネルは、こういった音の全てを複数のチャンネルで収録し、そのチャンネルに応じて複数のスピーカーで再生する新しいピュアオーディオの再生システムです。

各楽器は実在感を伴って立体的に定位し、ホールの空間の大きさまで感じさせる豊かな響きが広がります。

そして、リスナーの周りにリアルに展開する観衆のざわめきや歓声が、まるでライブ会場にワープしたかのような感動を与えます。

その音を聴けば、今までにない臨場感を発見し、より高まった音楽的高場を感じることでしょう。

そして新たな音場再生の可能性がアーティストの創造性をかき立て、いままで思いもしなかった音楽体験をもたらしてくれるかも知れません。

マルチチャンネル再生は音楽再生の世界に新しい可能性をひらきます。

マルチチャンネルに対応したスーパーオーディオCD用のディスクには、6チャンネルまでのマルチチャンネルトラックだけでなく、2チャンネルのステレオ用トラックも同時に記録できるよう考えられています。

これにより、ステレオ専用のスーパーオーディオ
CDプレーヤーでもマルチチャンネルのディスクがアーティストや制作者側の意図したステレオ・ミキシングでお楽しみいただけます。

さらに将来の発展を考えビデオやテキスト情報などを記録するためのエクストラデータエリアも用意されています。


スーパーオーディオCDマルチチャンネルは、マルチチャンネルに対応したスーパーオーディオCDプレーヤーと複数のチャンネル出力を持つパワーアンプ、複数のスピーカーシステムという構成で再生を行います。

このスピーカー配置は、前方3チャンネル、後方2チャンネルの5チャンネルを基本としています。

残る1チャンネルは
LFE(低音域専用チャンネル)として用意されています。

LFEスピーカーは、音の定位に関しては無指向である低音域を受け持つため、その配置についてはとくに規定されていません。

部屋の条件に合わせて自由に設置することが可能です。

マルチチャンネルコンテンツを含むスーパーオーディオCDソフトには上記のフォーマットロゴが印刷されます。

このマークの付いたソフトはマルチチャンネル対応プレーヤーを使用してマルチチャンネル再生を楽しめます。

Super Audio CDHD(Hi Density)レイヤーはCDの約7倍の4.7GBの容量(12cmシングルレイヤーの場合)を持っています。

この容量を生かし、スーパーオーディオ
CDフォーマットでは2チャンネルステレオエリアの他、最大6チャンネルのマルチチャンネルエリア、静止画、文字データなどの付加情報等を格納するエキストラデータエリアが規格化されています。

スーパーオーディオCDのマルチチャンネルは、2チャンネル同様6チャンネル分すべてがスーパーオーディオCD独特のDSD方式により、サンプリングレート2.8224MHzの1ビット・パルス信号で記録しています。

一方、
DVDの5.1chは、ドルビーデジタルAC-3という信号圧縮方式か、DTS方式による非可逆圧縮のコーディング、またはリニアPCM(最高96kHz、24bit)の記録になります。

またサブウーファーチャンネル
(LFE:Low Frequency Effect)は再生周波数範囲が120Hz以下です。

DVDビデオから発展したDVDオーディオでは、DVDビデオの音声記録方式と同様にマルチビットのPCM録音技術を採用しています。

SACDの公式ページより
http://www.super-audiocd.com/




マルチチャンネル

マルチチャンネルとは、基本的にはスピーカー5個とサブ・ウーファー1個で再生されるSACDのことです。

サブウーファーは低域だけを担当するから
0.1chとなります。

実際には5.0chといって、クラシックはそんなに重低音はいりませんからサブ・ウーファーを使わないマルチチャンネル・ディスクが多いのです。

ポップス、ジャズでも実際はサブウーファーから音が出てないものが多いし、
5.0chでまったく問題ありません。

さらに、あえてセンタースピーカーを使わない
4.0chのマルチも結構見かけます。

サブ・ウーファーの出す低音は指向性がないので、置き場所はあまり関係ありません。

マルチチャンネルはステレオ(
2チャンネル)とは比べ物にならないくらい臨場感があります。

ライヴ録音だったらホールの感じです。

前方にステージ、残響音や拍手の音が部屋中に拡がります。

SACDマルチチャンネル・ディスクには最大6チャンネルすべてが、ステレオ・データ部と同じ最高音質で記録されています。

元の情報が欠落されることなく高密度に記録され、発せられた音そのものの質感と共に、ホールやスタジオなどで奏でられた雰囲気そのままの膨大な情報を、マルチチャンネルで再現してくれるのです。

マルチチャンネルには対応アンプが必要

マルチチャンネルを聴くのに、単純にスピーカーを増やしただけではだめです。

一般に
AVアンプと呼ばれているマルチチャンネル出力を持つアンプが必要です。

(ソニーはマルチチャンネル・インテグレートアンプ、デノンは
AVサラウンドアンプ、ヤマハはDSP AVアンプ等々メーカーにより名前が異なります)

AVアンプAVセンター)はオーディオビジュアルアンプ(センター)のことです。

ホームシアター用のアンプです。

映像信号の入出力もでき、セレクターとしての機能も持っているのが、AVアンプの特徴です。

プリアンプ(コントロールアンプ)、プリメインアンプがCD等を始めとする左右2chの信号を扱うのに対して、AVアンプはサラウンド機能を持ちそれ以外のchを有するものが多いのです。

AVアンプには、入力系統では5.1ch分のライン入力端子があります。

最近では
HDMI接続も使われます。

出力系統では、5本のスピーカー端子とサブウーファー用出力端子がついています。

そのほかに通常のCDからの入力や、光入力などもありますから、AVアンプの裏側は多くの端子があります。

AVアンプはDVDで映画を見るときにも使いますが、それでSACDマルチチャンネルも再生できるということです。

AVアンプといってもSACDマルチチャンネルに対応したAVアンプを選ぶことです。

DVDで映画専用で5.1ch分のライン入力端子がついてない、対応してないAVアンプもあります。

一部の
SACDプレーヤーでは、あえてステレオ再生だけに特化しているものがありますから、マルチチャンネルも再生できるSACDプレーヤーを選ぶことです。

マルチチャンネル再生に必要なもの


SACDプレーヤーまたはユニバーサルプレーヤー(マルチ再生ができるもの)
AVアンプ(SACDマルチ対応のもの)
スピーカー5本
サブウーファー1本 (特に必要ありません)


AVアンプは当然DVDサラウンドを再生できますから、この組み合わせにDVDプレーヤーとTVをつなげれば映画もサラウンドで楽しめます。

もちろん
SACDDVDも再生できるユニバーサルプレーヤーならTVをつなげるだけです。

ピュアオーディオが接続されたシステムでは、格別に良い音響による映画鑑賞ができます。

SACDステレオなら今までのアンプで聴けるから問題ないのですが、マルチではAVアンプを使用せざるを得ません。

でも今までのオーディオを生かしてマルチチャンネルにする方法があります。

AVアンプにはプリアウト端子がついているものがあります。

プリアウト端子を使うと、スピーカー出力を外部パワーアンプ(プリアンプ)や今使っているアンプに出力できます。

プリアウト端子は6ch分ありますが、そのうちフロントのL/Rを、今使っているステレオアンプの入力端子にもってくれば良いのです。

そうすればフロントの
L/Rのスピーカーは今までのアンプとスピーカーで鳴らせるのです。

SACDプレーヤーも〈SACDステレオ〉と〈SACDマルチ〉の2系統の出力をもったプレーヤーにすることが大切です。

2系統あれば
SACDステレオはダイレクトに今までのアンプに接続できます。

リアスピーカー、センタースピーカーは
AVアンプで鳴らすことになりますが、音質的には気になりません。

マルチと言えどもメインはフロントだから、
AVアンプを導入しても今までのアンプが無駄にならなくていい。

これはマニア向けです。

最近の
AVアンプは映像回路を完全オフにする“ピュアモード”を装備して、音質重視設計になっています。

AVアンプ一本でシンプルにまとめるのがベストです。




ハイレゾ(高解像度)配信

ハイレゾ音楽配信はデータ量がCDの3〜8倍あり、超低音から超高音までより緻密で迫力のある音で楽しむことができるため、近年人気が高まっています。

ハイレゾは「ハイレゾリューション(high resolution)」の略で、CD(コンパクトディスク)をはるかに超える音質で音楽が聴けるのです。

CDは20キロヘルツ以上の高音をカットして録音するのが通例で、音質面でハイレゾ配信に適さないのです。

通常のデジタルオーディオはサンプリングサウンドなどとも呼ばれていますが、サンプリングとは、アナログの音声をデジタルデータに変換するために一定時間で分解して標本を採ることをいい、この分解密度がサンプリング周波数(Hz)です。

つまり、1秒間にどれだけ音声を分解してデジタル化するかを数値で表し、この数値が高いほど緻密に音を再現することができることになります。

音の大きさを何段階で表現できるかを表すのが量子化ビット数で、数値が大きいほど音の再現性が高いことになります。

16ビットの場合で6万5536段階、24ビットの場合では1677万7216段階にもなります。

音楽CDのクオリティは44.1kHz・16ビットですが、ハイレゾオーディオはこれを超えるクオリティを持つものを指し、96kHz・24ビットとか、192kHz・24ビットの音源がポピュラーなものになっています。

96kHz・24ビットの音源でも、そのデータ量は音楽CDの約3倍となり、それだけクオリティの高い表現力を持ちます。

ハイレゾ音源の物理的なメディアとしては、スーパーオーディオCDやDVD-Audioが販売されていますが、品揃えがいまいちというのが現状です。

それが今まで普及の障害になっていたのですが、最近ではハイレゾ対応ネットワーク配信サービスによって入手することができるようになり、問題が解消したのです。


「ハイレゾ(ハイレゾリューション=高解像度)音源」を配信するネットサービスは国内外で増えており、クラシックからジャズ、ポップス、ロックまで音源(楽曲)もかなり充実してきています。

世界的にハイレゾ配信を行う会社

スコットランドのLINN RECORDS、米国のHDtracks、日本のe-onkyo music、クリプトンの4社。

LINNはハイエンドオーディオの雄で、1982年に発足したレコード会社、LINN RECORDSを持っています。

もともと自主制作音源をCD、SACDでリリースしていたのですが、2007年からスタジオマスター(ハイゾ)、CD、MP3の3つのフォーマットで、楽曲のダウンロードサービスを開始。

ハイレゾはサンプリング周波数
44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、192kHz、量子化ビット数は24ビット。
コーデックは
FLACとWMAロスレスがあります。

日本のハイレゾ配信の元祖は、e-onkyo music。

2012年約50レーベルを擁し、ハイレゾ音源は約1万7000曲と極めて充実(2011年夏は約8500曲)。

e-onkyo musicでは、24ビット/192kHzのWAVコーデックのハイレゾ音源も配信。


デジタル配信で音源を得る文化は、パソコンや携帯音楽プレーヤーの「iPod」などと連動させて使う「iTunes(アイチューンズ)」などがあります。

本格的なPCオーディオシステムでは、CDプレーヤーを「パソコンとDAC(D/Aコンバーター)」で置き換えたもので、圧倒的に隔絶した高音質が得られます。

ハイレゾ音源は、デジタル録音(「リニアPCM方式」)での音質を決める3つの条件があります。

(1)サンプリング周波数/量子化ビットレートの数値、

サンプリング周波数は帯域を規定。

再現できる最高周波数の2倍がサンプリング周波数。

CDは
44.1kHzがサンプリング周波数、その半分の22.05kHzまで再生可能。

量子化ビット数は、どれぐらい小さな音から大きな音まで再生可能かを表すダイナミックレンジの指標。

CDの場合は16ビットで、96dB

ハイレゾ音源の場合、サンプリング周波数が
88.2kHz、96kHz、172.4kHz、192kHzとなり、量子化ビット数は24ビットで固定。

CDよりはるかに音が良い。

(2)圧縮か、非圧縮か、

圧縮には「悪い圧縮」「良い圧縮」の2つがある。

データを圧縮するためのコーデックの定番であるMP3は、「悪い圧縮」。

MP3がなぜ「音楽表現を圧縮」するかというと、圧縮/伸長の過程で、符合が完全に元に戻らないのです。

これをロッシー(非可逆)圧縮と言います。

人の聴覚理論に基づいて圧縮動作を行うため、符号の一部が損失するのです。

ロッシーではロスレスに比べ質感が粗く、密度が薄く、痩せる。

どんなにうまく圧縮したとしても、人の感覚は逆にそうした隠蔽策を感じます。

圧縮の際、「気」「感情」「憂愁」という微小信号系の情緒的な音情報が削減の対象になります。

(3)圧縮形式(コーデック)。

「良い圧縮」とは、ロスレス圧縮(ロス=損失がない。可逆圧縮とも言う)。

聴覚理論には全く依存しない、確率理論に基づく論理的な圧縮動作なので、符号が完全に元に戻る。

音質に対するダメージは大変少ないのです。

配信は
FLACファイル」(フラック・Free Lossless Audio Codecが事実上の標準

世界の専門家が知恵を出し合って開発した、フリーのロスレス圧縮方式です。

FLACのメリットは、

(1)192kHzまでのサンプリング周波数、24ビットまでの量子化ビットが扱える

(2)WindowsでもMacも、等しく対応

(3)タイトル、曲、演奏家などのタグ情報(メタ情報)を埋め込める。

ロスレス圧縮よりさらに高音質が得られるのが、
「完全非圧縮」のWAVと呼ぶコーデック。1991年にIBMとマイクロソフトが共同開発した伝送方式です。

 




DSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)配信

CDやハイレゾ音源に採用されているPCM方式とは全く異なり、約2.8Mヘルツという高いサンプリング周波数を使い、音を濃淡の情報(1ビットのデジタル信号)で表します。

音質的にはハイレゾ音源を超える実力を持っています。

録音の段階からDSDを採用したスタジオマスター音源をダウンロードして、自宅で楽しめるのがDSD配信です。

代表的なDSD音源配信サイト「e-onkyo music」、「ototoy」






デジタルコンテンツと現代病


高周波成分を切り捨てたデジタルコンテンツ


CDやテープのような電気音には、高周波や低周波は含まれていません。

商業ベースの制約があり人間の耳に聞こえる範囲内だけに収まるように周波数がカットされています。

レコードから
CDへ移行した時にアナログレコードの方が良い音だと言われたのは、このカットされた高周波成分に原因があります。

カットされた高周波成分は非可聴なのでもちろん人間の耳には聞こえないのです。

脳波を取って調べてみると高周波成分を含む音楽の方に
アルファ波が増加するなど有意な差が認められます。

人が心地よい音楽を聴いてリラックスするためには
20kHz以上のカットされた音域が重要な役割を果たしていたことが判明しました。

ハイパーソニック・エフェクトは高周波成分単独では発現せず、可聴域音と共存する時にのみ発現するのです。

その効果の発現と消退には時間的な遅延を伴うのです。

ハイパーソニック・エフェクトを発現させる超高周波空気振動は、耳からではなく体表面から受容されることを厳密に実証し、その論文は世界最大規模の脳科学研究論文誌
Brain Research 2006 年に掲載されました。

高周波成分の受容が耳を介した気導聴覚系ではなく、体表面に存在する何らかの未知の振動受容メカニズムによって行われるという事実を実証的に示しているのです。

CDの後継フォーマットとして規定されたSACD100kHz以上の高音域も記録可能としましたがほとんど普及していません。

都市部では環境音に含まれる高周波成分が著しく欠如していることが知られています。

現在の人々は高周波成分から隔離された環境、本来必要な高周波成分が本来必要な高周波成分がカットされた音楽に囲まれて生活しているのです。

高周波、低周波音を含む音は、オルゴール(5072弁以上)・バイオリン・フルート・風鈴・森の中・鳥のさえずりや虫の鳴き声・波・小川のせせらぎなど、自然界が発する音の中にふんだんに含まれています。

自然の豊かな場所では30kHz以上の超高周波成分を含んでいます。

この音は、脳波のアルファ波を増加させ、リラックスさせる効果があると言われています。


ピアノの一番右端の鍵盤の「カチン」という音は最高音で約10,100Hzです。 

ヴァイオリンで最高音は
90,000Hzです。

現代は不自然な環境下において、人類が進化の途上でおそらく遭遇したことがないほど高域遮断されたデジタルコンテンツの洪水を毎日浴びているのです。

デジタル時代の著しく抑制された音響環境は、人体に何らかの悪影響を与えていると思われます。

ハイパーソニック・エフェクト

近年、可聴域上限を超える高周波成分を豊富に含む非定常な音が、
人間の脳幹、視床、視床下部を含む基幹脳ネットワークを活性化することが知られてきました。

それを反映するさまざまな生理、心理、行動反応をひきおこす現象(ハイパーソニック・エフェクト)が発見され、注目されています。
出所: LM-7  ねこがすき



超音波が人間の知覚に与える影響は、学問的立場と音楽家の間で対立した意見が見られます。

研究者などの学問的立場の人々は、音楽の中に含まれる超音波成分をカットしても、音質の差として検知できないだろうという意見がほとんどです。

体験に基づいた音の技術者やアーティストは、超音波成分の有無は音質が明らかに異なるというものが多いのです。

超音波が人間の脳に与える影響については、民族音楽を主題にしたパフォーマンス集団の
芸能山城組の主催者大橋力氏(音楽家山城祥二としても類奇なる才能を発揮)の長年に渡る試行錯誤の研究と成果が有名です。

彼の研究によると、快適性と関係の深い脳波
アルファー波が増強されると同時に、脳幹や視床といった脳深部の神経活動を劇的に活性化させることがわかっています。

この効果は超音波成分を単独で聞かせても生まれないことも判明しています。

音楽に混ぜて聞かせないと効果がみられないのです。

超音波の効果は聴覚と神経系の反応とは異なるメカニズムがあり、超音波は皮膚が受信していると考えています。

超音波を含む音楽をイヤホンを使用して聞かせても影響がなく、直接皮膚に到達した場合にのみ影響がでるのです。

大橋力氏は長い年月をかけて世界中の伝統的な音楽に含まれる音を分析しています。

バリ島のガムラン(金を含有した青銅器の打楽器アンサンブル)や、テクテカン(竹管を堅木のバチで激しくたたく打楽器群)の音に、多くの超音波が含まれていることを発見しました。

ガムランは、20数人の男性が演奏し、主力となる鍵盤楽器では、青銅器が堅木のハンマーで強力に打ち鳴らされ、地球上で最も強力な高周波音を紡ぎだされるといわれています。

テクテカンは、数十人の上半身裸の男性が竹管をひとつづつ持って密集して座り、それぞれの音の組み合わせが16ビートを構成するよう強烈にたたき続けるものです。

竹を激しく叩く破裂音が重層化することによって、超音波を作り出しています。

現在の都市環境では、環境音に含まれる高周波成分が極端に少ないのです。

特に都会に住む人々は高周波成分から隔離された環境で生活しているといえます。

滋賀県彦根市の「4番街スクエア」では、150kHzの高周波も再生できる特殊なスピーカーを50個も設置して、熱帯雨林で録音した鳥のさえずりや虫の羽音などに加えて、超音波を含む音を流しています。

住民の反応は「気持ちいい」「癒される」などなかなか評判が良いようです。

皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能 山口創 東京書籍刊 より 


SYNCHRONATURE